Labilynthの新作は、前作同様にメロディックパワーメタルにプログレの味付けをした作風になっている。 やっぱりOlafの作る曲は、このバンドの正統性を主張していて、これぞLabylinthというアルバムに仕上がっていてファンとしては安心ですね。 全編を通して、Robertoのボーカルもテクニカルでありつつ感情的であり、この作品を聴き応あるものにしているのも見逃せない。 是非、また来日公演を実現させて貰いたいと期待させる内容ですね。

メロパワメロスピファンが求めているのは原点回帰や変わらない音楽性、アメリカ市場を意識しないヨーロッパ的保守サウンドらしいね。進化してるバンドは魂胆見え見えとか叩かれるから決してヨーロッパから出ないように細心の注意を払って曲作りをするべきだと思う。進化してぶっ叩かれるHELLOWEENのようになりたくなければね。HELLOWEENは充分保守的だと思うが、ここ見て分かった。メロスピでデビューしてパワー重視に路線変更するとメロスピ派とパワー派で割れるんだな。セルフタイトルのラビリンス聴く限り、メロスピに偏ろうがメロパワに偏ろうが大差なさそうだが。

オラフ・トーセンが原因だということは一目瞭然。スピードやら、美しいメロディやらが好きな人は手放しで喜んでいるかもしれないけど、初期メロスピのまやかしに過ぎない。インパクトがあって、中身は薄い。クォリティは「Return〜1」と比べるとはるかに劣る。初めてメロスピを聴くような人なら「素晴しい」と答えるだろう。しかし多くのバンドが”進化”を遂げている中で、下手な原点回帰でせっかくのアルバム制作が台無しになっている。セルフタイトル「LABYRINTH」と「Return〜1」を組み合わせたようなものだったら、もっとましなものになったはず。

個人的にLabyrinthは、5th 6thが個性があって好きだったので6割以上オラフに乗っ取られた感のあるこのアルバムはまったく面白味がなく残念なものでした。それにオラフのエフェクターの音のつくり、ギターソロは酷いしマティアが今回参加してないためドラムは巧いけれど何か物足りない。できれば次作は前作の5人でプロデューサーをつけてメロスピでないものをやってもらいたい。

「やってしまった」とあるが、なぜそういうのかイマイチ意味がわからない。確かにOlafのギターが不安定なこともあるけど、昔よりは聴き応えのあるプレイをしているし、何より各曲が普通に良い。 オリジナル作に比べ、インパクトは幾らか劣るかもしれないが、クオリティは決して引けをとらないと思う。

SHAMANと同時発売され、店頭のPOPには”原点回帰”だの”威風堂々”だのとあったが、もはやそれ以前にオラフ・トーセンの復帰によってやってしまった。 一つは原点回帰によって速い曲が増えた事。もう一つはやはり、オラフ・トーセンのギターが不安定である。そしてせっかくの曲のアレンジがうまくいかず、音質を落としてしまった。 それでもこれまでのラビリンスから見れば、全て吹っ切れたのは間違いない。弟二期黄金期かどうかはわからないけど、これでまたいいアルバムがリリースできる…かもしれない。

名曲save meが入ってるので購入。一曲毎ストーリーがあるのですが、そちらでも楽しめます。全体通して聴くと切ない気持ちに。

まず、メロスピ路線ではないので4thまでのﾌｧﾝの方の中にはｶﾞｯｶﾘする人もいると思います。 しかし、ﾒﾛﾃﾞｨｯｸﾒﾀﾙとしては本当に素晴らしい作品ですよ！ このﾊﾞﾝﾄﾞらしい哀愁漂う美しい旋律が存分に楽しめます。 ほんの少しﾌﾟﾛｸﾞﾚ風味があったり、かと思えばﾌﾞﾗｽﾄﾋﾞｰﾄを使った疾走があったりと、曲のタイプも色々で長ーく楽しめる一枚です！ 5thが気に入った方ならこれも是非！

RHAPSODYと双璧をなす・・・のは、このしょぼいサウンドではちょっと無理だと思う。ドラムの音が（スカスカではないが）けっこう軽いし、VOはそんなに上手くないし、「これだ！」という曲も皆無。ただ、９や１１でのKEYの音色の選びはセンスがあると思う。サシャ・ピート＆ミロがプロデュースしてたらもっと化けてたかもしれないけど。

発売後しばらく経ってこのアルバムを購入しました。ズバリ言いましょう。傑作です。とにかく曲が良い。ヴォーカルも素晴らしいです。このアルバムを聞いて良いと思えない人は他のジャンルへ行った方が良いです。