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The Seven Stars' Symphony, Vers La Voute Etoilee: Matiakh / Basel So

Koechlin (1867-1950)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
C5449
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ケクラン:セヴン・スターズ・シンフォニー、星空の詩

フランク、フォーレ、ドビュッシーらの影響を受けながらも、伝統的なハーモニーと作曲技法を独自に拡大し、時には無調の作品も書いたフランスの作曲家ケクラン。200曲を超える作品を遺しました。演奏・録音の頻度は高いとは言えないものの、『ジャングル・ブック』やピアノ曲をはじめとして根強い人気があります。
 夜になると望遠鏡で星を眺め、宇宙の神秘を解明しようと試み、またある時は神話や旅行記、未知の国についての書物を熱心に読んでいたともいうケクラン、このアルバムに収録された『セヴン・スターズ・シンフォニー』は、同時収録の『星空の詩』とともに天体にまつわる曲かと思えますが、実はケクランお気に入りのハリウッドで活躍したスターたちへの思いを綴った作品で、シンフォニーと題されているものの、自由な組曲形式を採っています。ケクランが各々のスターに抱いていたイメージがそのまま表現されているため、曲調は現代的で、時にはオンド・マルトノまでが登場する不思議な響きが横溢しています。
 フランスの指揮者アリアーヌ・マティアクはオペラ歌手の両親のもとに生まれ、幼いころからピアノを学びました。後にウィーンで指揮を学びつつレオポルト・ハーガーと小澤征爾の指導を受け、同時にアルノルト・シェーンベルク合唱団のメンバーとしてアーノンクールの指揮で歌いました。母国モンペリエ歌劇場をはじめとして西欧各国のオペラ・ハウスで指揮を重ねて来ましたが、近年はシンフォニー・コンサートでも注目され、2022/23シーズンからヴュルテンベルク・フィルの首席指揮者に就任します。(輸入元情報)

【収録情報】
ケクラン:
● セヴン・スターズ・シンフォニー(7大スターのための交響曲) Op.132 (1933)

 1. ダグラス・フェアバンクス (en souvenir du voleur de Bagdad)
 2. リリアン・ハーヴェイ (menuet fugue)
 3. グレタ・ガルボ (choral Paien)
 4. クララ・ボウと陽のあたるカリフォルニア
 5. マレーネ・ディートリッヒ (variations sur le theme par les letters de son nom)
 6. エミール・ヤニングス (en souvenir de l’Ange bleu)
 7. チャーリー・チャップリン (variations sur le theme par les letters de son nom)

● 星空の詩〜管弦楽のための夜想曲 Op.129 (1923-1933 rev.1939)

 バーゼル交響楽団
 アリアーヌ・マティアク(指揮)

 録音時期:2021年1月
 録音場所:スイス、Basel, Stadtcasino
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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作曲家としての技量は超一流で作品もたくさ...

投稿日:2022/11/05 (土)

作曲家としての技量は超一流で作品もたくさん残しているのに、同時代のドビッシーやラベルと比べて内省的過ぎて覚えやすい一般人受けする旋律の代表曲が無いというせいもあるのか、ケクランはいつまで経っても陽が当たらない作曲家である。時々その作品の魅力に気づいた演奏家が情熱をもって取り上げるので録音はポツポツ出てくるのだが、元々地味なクラシック音楽の市場においてもさらにニッチなところになるのでどれも短期間で廃盤になっていて、たくさん検索に引っかかるのにほぼ廃盤で中古品をコツコツ探し当てて地味にコレクションを続けるということを強いられる。さて、このCDの「セヴン・スターズ・シンフォニー」は、映画好きでもあったケクランが当時の7人の映画スターに1楽章づつ当てて作ったちょっと珍しい作品である。楽章の名前がそのまま映画スターの名前になっており、最後はチャーリー・チャップリンで終わる。なかなか良い録音が無かったのだが、今回、2021年に録音された鮮明で良質な音の状態のものが出てきたのはうれしい。もう1曲入っている「星空の詩」は13分くらいの曲だが、静かに心に訴えてきてケクランらしくて良い。今まで発売されてきたケクランのアルバムが例外なく全てそうだったので、きっとこれも短命で廃盤になる可能性は大であろうから、フランスの近代音楽に関心のある人には迷わず購入しておくことをお勧めする。尚、指揮者は女性で、ブックレットにある写真を見る限り、かなりの美人である。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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