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Symphony No.1, Au loin, 3 Melodies : Ariane Matiakh / Reutlingen Wurttemberg Philharmonic, Patricia Petibon(S)

Koechlin (1867-1950)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
C5533
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ケクラン:交響曲第1番、3つの歌曲、はるかに

1867年にパリで生まれ、アルザス出身の両親のもとで育ったシャルル・ケクラン。病気のため工科大学での学業を中断した後、音楽に専念することを決意し、パリ音楽院でジュール・マスネやガブリエル・フォーレに師事しました。作曲家として活躍する一方、ラヴェルやフローラン・シュミットとともに音楽協会を設立し、同時代の音楽の振興に貢献しました。また教師として数多くの作曲家を育て上げただけでなく、ステレオスコープ写真家としての顔を持ち、作家としてはガブリエル・フォーレの伝記を執筆するなど、多彩な活動を展開したことで知られています。
 彼は4曲の交響曲を残しており、このアルバムに収録された交響曲第1番は、弦楽四重奏曲第2番を管弦楽曲へと発展させたもので、1937年のハルフェン賞を受賞しています。ほかにも、1933年の『セヴン・スターズ・シンフォニー』、1936年の『The Symphony of Hymns』、そして第二次世界大戦中に作曲された交響曲第2番が存在します。ケクランの作品は、当時のフランス音楽の流れを汲みつつも独自の視点と形式を持つものと言えるでしょう。
 交響詩『はるかに』は、もともと1896年にコールアングレとピアノのために作曲、その後、管弦楽曲へと編曲されました。彼は歌劇にはあまり関心を示さなかったものの、声楽作品には関心を寄せ、約100曲の歌曲を作曲し、その多くをオーケストラ伴奏へと編曲しています。アルバムに収録された『3つの歌曲』も『ハチドリ』以外は作曲者自身の編曲となっており、パトリシア・プティボンが美しく輝かしい歌声で歌い上げています。
 ケクランの交響曲を録音するにあたっては、スコアの発掘、編集、演奏可能な素材への整理が必要とされ、アリアーヌ・マティアクはこの作業に1年半を費やしました。さらに作品を学ぶ意欲のあるオーケストラを見つけ、録音の機会を確保することも課題だったと語っています。ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団はマティアクの期待に応え、見事な演奏を披露しています。(輸入元情報)

【収録情報】
ケクラン:
1. 交響詩『はるかに』 Op.20 (1900)
2. 交響曲第1番 Op.57bis (1916/1926)
〜弦楽四重奏曲第2番からの編曲
3. 3つの歌曲 Op.17 (1895-1900)
 ハチドリ(R.オーリッジ管弦楽編)
 死者の祈り
 エピファニー

 パトリシア・プティボン(ソプラノ:3)
 ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
 アリアーヌ・マティアク
(指揮)

 録音時期:2023年10月9-13日
 録音場所:ロイトリンゲン、オーケストラ・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル)


Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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ケクラニアン/ケクラニストの皆様欣喜雀躍...

投稿日:2025/06/01 (日)

ケクラニアン/ケクラニストの皆様欣喜雀躍の音盤登場です! 遂に交響曲第1番の現代録音が出ました。 今迄は仏Forgotten Recordsでの盤起こしでしか聴けなかった代物です、配信が出ていたので早速入手、勿論物理CDもここで買い、今日届きました。 指揮者のマティアクさんはなんとケクランの4曲の交響曲を全て録音する予定だとのこと、Capriccioではこの盤を含めこれで2曲が出たことになるので、讃歌交響曲と交響曲第2番を残すことになります。 なんとこの交響曲第1番を音盤化するのに1年半かかったんですね…ということはおそらくですが4曲全ての録音が完結するのには3、4年は待つ必要があると思います、ええ幾らでも待ちますとも! この交響曲第1番は弦楽四重奏曲第2番を編曲したものだそうです、私の中ではケクランの音楽は2タイプあり、1つは軽妙洒脱な印象派系、もう1つは重厚なケクラン本気モード系、本曲は後者に属すると思われます。 本気モードは私が近代音楽にハマるきっかけを作って下さったぷーれんさんの言葉を拝借しますと、当時の最前衛の技術を縦横無尽に使用しながら表出される音はおそろしく柔和というウルトラCをやってのけている音楽です。 よく言われる仙人的、瞑想的な音楽です、最初は茫洋としていて全くよく分からないのですが、慣れてくるとその独自の響きに参ってしまい、ケクラン沼に浸かりっ放しになります。 交響曲第1番も例外ではなく、終楽章終局は実にケクラン節が炸裂しております。 ピアノ五重奏曲、古風な様式による15のモテット、燃える茂み、BACHの名による音楽の捧げもの、ファブリシウス博士等と共に、まさにケクランの最良です。 その音楽は一聴アンビエント的なのですが、中身は刺激に満ちておりエッジが効きまくっております、なのでこれが好きな人はケクランと聞くだけで興奮してくるわけです。星50個です。 近現代音楽がお好きな方、またこれから近現代音楽を聴こうとなさる方は是非このケクランの、ジブリを純音楽的に100年先取りした音楽(私は時々なぜかジブリっぽいと思います)を聴いていただきたいと思います。

cevon さん | 大阪府 | 不明

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