CD

Sym.1, Sym.2: 曽我大介 / 東京 ニューシティ O

Kalinnikov, Vasily (1866-1901)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
DCCA0042
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

悠久のロシアン・ロマン〜カリンニコフ:交響曲第1&2番
カリンニコフ・ファン以外にも聴いて頂きたい熱演!
曽我&東京ニューシティ管が全てをぶつけた一大抒情詩!

カリンニコフは知る人ぞ知る的な存在で半ば「秘曲」みたいな扱いでしたが、20世紀前半はトスカニーニ、シェルヘン、ゴロヴァノフが録音もしていました。近衛秀麿がベルリン・フィルにデビューしたときも第1番をプログラムに入れています。
 近年クチャル盤をはじめ、スヴェトラーノフ、ヤルヴィ等のCDもあり少しずつ注目されてきていますが、未だに数ある日本のオケの演奏会で取り上げられる回数は極端に少なく、第1番はアマオケ等が積極的に取り上げているものの、第2番に関してはプロ・アマ限らず演奏会そのものが皆無と言って良いでしょう。
 その中、曽我&東京ニューシティ管が果敢に2曲同時演奏会というプログラムを敢行。ライヴ故細かな傷はありますが、曽我の演奏はスヴェトラーノフの様な爆演系ではなく、つぼを押さえ、素朴に叙情的でありながら見事な構成を実演に反映させています。トスカニーニに近いテンポ設定で、スピード感と切れがありその上で聞かせどころ(両曲の2楽章)はコールアングレなどたっぷりと歌わせ変幻自在にその魅力を余すことなく引き出しています。
 第1番、第2番は若くして世を去ったカリンニコフの想いが形になった集大成であり、ロシアの作曲に共通する素朴なメロディは一度聴いたら心を奪われる事でしょう。(デルタエンタテインメント)

カリンニコフ:
・交響曲第1番ト短調
・交響曲第2番イ長調
 東京ニューシティ管弦楽団
 曽我大介(指揮)
 録音:2007年9月21日、東京芸術劇場(ライヴ)

Track List   

  • 01. 交響曲第1番、第2番 曽我大介&東京ニューシティ管弦楽団

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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このカップリングの決定盤は、ヤルヴィ盤(...

投稿日:2010/09/11 (土)

このカップリングの決定盤は、ヤルヴィ盤(Chandos)である。日本の団体によるカリンニコフの交響曲録音は、N響とスヴェトラーノフによる1番のライブ録音がある。そういうわけで、この盤は2番が含まれていることを評価したい。この録音は、一日の演奏会を丸録りしたものである。オケにとってこの曲は初めてだったに違いない。そういうわけで、両曲ともやや手探りの感なきにしもあらずだが、遅い楽章での共感度の高さなど、優れた部分も多い。木管の表情も良い。曽我のライナーノーツによれば、一番はVnに難しいパッセージがあり、Vn奏者には評判の悪い曲なのだそうである。なるほど、それは分かる気がする。完成度から行けば、ヤルヴィ盤だし、1番に関しても、各種あるスヴェトラーノフの録音のほうが燃焼度が高いが、曽我も健闘しており、なかなかの熱演と言える。録音は、例によって、ややオフ気味だが、バランス良く録られており、問題ない。オケは、弦がやや細いが、弦のプルトがもともと少ないのだろう。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

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