評価ポイントを付ける作品では無い！ 真綿で心を絞め上げられ、脳細胞を一つずつ溶かされていく感覚は、彼の作品でしか感じられない。 彼には是非、夢野久作氏の『ドグラマグラ』を映像化してほしいです。

ｶﾙﾄ映画の傑作として名高い本作は難解･哲学的だと言われるがそんなことない｡主人公のｶﾞﾝﾏﾝが銃に倒れ､再生した後に見る光景｡それは私の心を強く揺さ振った｡女を選び我が子を置き去りにする主人公｡ぱたぱたと倒れるｳｻｷﾞたち｡赤黒く流れる鮮血｡どの映像も目に焼きついている｡

「頭おかしい」とゆー評は軽々しく使えない評だけど、この作品は随所に喜怒哀楽だけでは語れない「頭おかしい」があります。ｴﾙﾄﾎﾟに並ぶ大作大傑作 ｺﾞｲｽｰ