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ドビュッシ-想念のエクトプラズム

Izumiko Aoyagi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784487792962
ISBN 10 : 4487792967
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

印象派の音楽家という従来のドビュッシー観に疑問を投げかけ、その音楽には世紀末退廃芸術(デカダンス)とのかかわりが色濃く反映されていると指摘した、意欲的な評伝です。鋭い切口でドビュッシーの人格を浮き彫にした本著は、演奏家でもある筆者のよどみのないリズミカルな語り口で、一般の読者にもわかりやすく書き下ろされています。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • noémi

    何ともスゴい本。ドビュッシーは、印象派っぽい色彩に満ちた音楽だとずっと思っていた。私は象徴派のモローやルドンが好きだが、ドビュッシーがまさか象徴派的音楽をめざしていたとは、今の今まで露知らず…。マラルメ、ユイスマンスやポーから深い影響を受け、むしろ文学青年といったほうがぴったりの彼は、おそらく聴衆の怒りを恐れるあまり悪魔的な不協和音を作り出すことができなかった…。二律背反の苦悩。文学者でピアニストである筆者だからこそできる深い考察。ドビュッシーの曲には「完全な短調はない」とは、まさしく目からウロコだった。

  • Ryosuke Tanaka

    かなり飛ばし読みだが、ドビュッシーはいかなる意味でも"印象派"ではないということは分かった。ドビュッシーの交友関係の中に音楽家よりむしろ詩人や文筆家ばかり登場するあたり、ナルホドなという感じ(著者も巻頭で述べているように、そういう面を強調しているのは間違いないのだろうけど)。

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