今作はシンセSEをオープニングからクロージングの曲の繋ぎに使いアルバム全体にストーリー性を持たせ、またこれまでにもないほど聴きやすくなっている。また、2009年秋頃には来日予定があるとサビーナ嬢がコメントを出していることもあり、遅すぎたブレークを予感させる一枚になることだろう!

今時のﾒﾀﾙｺｱなんか軽く吹き飛ばすﾍｳﾞｨでｱｸﾞﾚｯｼｳﾞなﾘﾌとｻﾋﾞｰﾅ姐さんの狂気すら感じさせるVoがｶｯｺｲｲです。

ザクザクしてて尚かつ怪しいオーラ全開のリフ、ひねくれ加減、そして男顔負けのド迫力デス声は健在である。たしかにスタイルはオールドスクールなスラッシュだが、デスラッシュ勢になんら引けをとらないアグレッションに満ち溢れている。音作りも音塊が鼓膜を突き破るような強烈さである。