一時期の低迷期を敏腕・プロデューサーとＭＴＶの時代性に乗り大復活を果たした、８０年代を代表するロックの名盤！姉妹のコーラスワークもさえわたり、バンドとしても円熟の域に達し、連発されたヒットシングルはどれも素晴らしかった！８０年代洋楽を愛する方は必携の一枚です！

HEARTのBESTは数々あれど、こちらは初期の『Bebe Le Strange』までからの選曲と未発表LIVEで構成されたBESTアルバムです。勢いのあるロック曲「バラクーダ」や「マジック・マン」、10曲目以降（11曲目はスタジオトラック）のLIVEは若々しさいっぱいです。

美人姉妹によるロック・バンドということで日本でも話題となりました。当時女性ロッカーはまだ少なく、またビジュアルも抜群とあって雑誌などでも多く取り上げられた記憶があります。特にアンはため息が出るほど美しかった。。。「Barracuda」はHEART史上最高のROCK曲です！

HEARTの『PRIVATE AUDITION』に続く彼女たちにとっては低迷期のアルバム。いま聴くとそんなに悪くないとは思うが、迷いのあった音楽性を完全にPOPに振り切ることで、次作『HEART』で華麗なる復活を遂げることとなる。解散しなくてよかったねぇ〜。

1曲目の「Bebe Le Strange」から気持ち良いROCKが響きます。「Even It Up」はLIVEでもよく演奏していましたね。この頃から日本での存在感が薄くなってきました。

当時の売れっ子ロン・ネヴィソンのプロデュースによる世界的大ヒットアルバム！捨て曲無しの売れ筋楽曲から本国では半分の5曲もシングル・カットされた。それまでの不遇の時代を耐え抜いた彼女たちの華麗なる復活に拍手！

Heartが本当の意味でブレークする（全米１位）までの苦しんだ過渡期の２枚がセットになっています。セールス的には彼らとしては大変厳しい結果となりました。デビュー時からこだわったZepサウンドと基本的に全曲オリジナルが聴けるのは、このPrivate Auditionが最後です。ボードヴィル調のお洒落なアレンジの曲もあります。オリジナルファンにとっては、１曲目から名曲揃いです。オリジナルメンバーもこのアルバムを最後に、HawardLeeseを残して全員が脱退となります。そして、爽やかイケメン揃いで分かりやすいポップ路線に切り替えたアルバムがPassion Worksになります。オリジナル曲は減りますが、JourneyのJohnathan Cainの楽曲を取り入れるなど、極めて佳曲揃いです。Heartのその後の飛躍への流れを知るためには、必須の２枚となり、大変意義深い２枚のアルバムセットです。

この２年間で発売されたライブ（ブートレッグ）のセットものです。一枚目は1978年のライブ、二枚目は表記上は1989年の実際には1987年のライブです。音はそれなりですが、昔、西新宿に通って購入していたものよりは、はるかにいい音なので、十分に聞けると思います。ただ、演奏がオリジナルよりいいのか、というと…、という感も無きにしも非ずなので、ファンだったら買い、という感じでしょうか。

ﾎﾟｯﾌﾟなﾊｰﾄのﾋｯﾄ曲を多数聴くことの出来る80sﾅﾝﾊﾞｰを中心にｾﾚｸﾄされたﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑが国内盤SHMｽﾍﾟｯｸになってﾘｰｼｭｰ！特に『ｼﾞｰｽﾞﾄﾞﾘｰﾑｽ』は超名曲です！必聴!!

お世辞にもいい音とは言いがたいですが、元の録音が良かったとみえて、各楽器の音は比較的はっきり聞き分けられます。粗悪なブートレッグに比べれば、かなり良好です。溌剌とした Ann Wilson の歌声、ギター・アンサンブルの巧みさ、全盛期に生でライヴを観たかったと心から思わせてくれます。