エレンと先輩たちが、困難を乗り越えて信頼関係を築いてきたことが明かされる部分が良かった。それだからこそ選択の場面が面白い

先輩たちがやられてしまう部分は本当に辛かった。また、意思を持った巨人同士の格闘戦も見応えがあり、それに続く厳しい選択の場面も良かった

信頼していた仲間が敵であったという衝撃の展開から息をつく暇も無く、新たな戦いが幕を開けるという衝撃の連続だった

主人公たちの住む島以外の地域が登場したが、そちらでも戦争に利用されていることや憎悪に支配されている姿を見ると暗い気持ちになってしまう

徐々に隠されていた苦しい過去が明かされていく、という部分の冒頭で終わるため、また続きが読みたくなってしまう。

最初はエレンたちと現体制の戦いだと思ったが、読み返すと一族に与えられた運命と闘う人間たちの物語だと感じ、面白かった

新しい体制になり希望が見えてくる中で忘れかけていた敵が再び現れるのは、これまでよりも衝撃を受け、印象的だった。

最終決戦に突入するかと思って読んでいたが、まだ中盤だった。特に、戦闘に入るまでの緊張感が続くのが良かった。

誰が敵の巨人であるのかを分かっていて戦っている事による苦しさが見える展開がリアルであると感じ、とても面白かった。

戦いそのものよりも、選択することの苦しさを感じた。面白いが、誰かを犠牲にして生きていく姿を見るのはきつかった