GARNET CROWは1995年の阪神淡路大震災の混沌のあとに現れて、2011年の東日本大震災の混沌の中に消えていった。きれいなメロディーと、切なく難解な歌詞は何度聞いても飽きない魅力がある。Holy groundは、いまだに絶望の歌なのか希望の歌なのかわからない。でも、やっぱりこの歌の最後で泣けてくる。GARNET CROWのファンとファンだったひとは幸せだと思う。いい歌にたくさん出会えたから。解散前後の混乱でファンをやめた人も、心の奥の方に染みついてしまったたくさんの歌は自然によみがえってくる。そして元気になれる。そういうときがきっとある。長生きしよう。ところで、よせあつめのこのアルバムは　売れるのか。ジャケットがきれいだから買おうかな。

GARNET　CROW解散おめでとうございます。これからは自由に上空まいあがっちゃってください。こうして順番に聞いてみると、やっぱり良い歌ばっかりです。感謝してます。DISC１の４が好きです。

いつの頃からだろうか、GARNET CROWを聴きはじめたのは。CDトレイにお気に入りのディスクをセットし、アンプのボリュームをいつもの位置にもって行き、コーヒーの入ったファイヤーキングのマグカップが置いてあるデスクへ。リモートコントローラーのプレイで始まる。そう、GARNETの音楽は、この頃ぼくの日常生活の完全に一部となっていたことは、間違いない。オリジナル・アルバム１枚目を聴いた時のあの日の何とも云えぬ心持ちは、忘れる事は出来ない。だが、しかし、そういった蜜月は、そう長くは続かなかった。正直云って、オリジナル４枚目ぐらいまでだ、アルバムの色や暖かさなどをはっきりと感じられたのは。その後のオリジナルアルバムは、明らかに音作りを誤った。トラックを多く使い、そこに無用な音を重ねていった。小さい頃、良いカラーを出そうとして、幾つもの絵具チューブをパレットに出し混ぜた結果、ﾄホホの灰色。そんな感じ。ラストの今作も同様と云えるだろう。（もちろん、３曲目のMaizyのような全盛期を彷彿とさせる名曲はあるが・・・）３日遅れの日刊スポーツ紙の芸能欄を何気なく開いたら、GARNET CROW解散のホント小さな記事。自分の部屋へ行き、しばし呆然。如何に彼らの音楽が、僕の心の奥底に住みついていたことを改めて知ることになった。（長くなりそうなので、ここら辺で止めときます） ガーネット、僕は今でも、大好きだよ。