聴けばめくるめく南国の香り漂うラテン･フレイヴァー溢れたEroticaoワールドが炸裂!!まさにトロピカル･サウンド一色だ!これからの季節リゾート･ミュージックに持って来いだろう。前作以上にパロディ-度が傑出していてとにかく陽気!!そのテンションは狂気にも通ずる気持ち良さで魅惑的。Popで美しいメロディをソングライトするオルドニェス薫のセンスは今回も抜群の完成度を保つ。前作が林田色の強い実験作だったのに対し、本作ではバンドとしての合奏形態が強固となった痛快な一枚に仕上がった。…それにしても、小野かほりはカワイイ(笑)

個人的には91年デビュー前のRaphless･K名義の作家として好きだった林田健司率いるプロジェクト。元々多様性のある彼のサウンドカラーの一つの側面が色鮮やかに開花した快作に仕上がっている。本盤の本領発揮は中盤以降からで、このユニットの真骨頂とも言えるキラー･チューンM6はカッコ良過ぎて鳥肌モノ!!メンバーで作曲･Voでも林田とDuetしているオルドニェス薫のセンスが一際輝く傑作ダンサーである。その後に続くM8のノリと歌詞の楽しさ!!トドメはメイン･チューンであろうM11の素晴らしさ!!とにかく一聴すべし!相変わらず林田には目が離せない。