DEKKAのオペラ録音から女声による二重唱を集めたもの。一曲目の「花の二重唱」の何と美しいこと！聴き映えのする曲も多く、オペラ入門にも良いかと思います。

キルヒシュラーガーが最高。3年前ウィーン国立歌劇場で聴いた｢ドン･ジョバンニ](小沢征爾指揮)では少々声量不足気味であったが、さすがCDでは持前の美声が十分発揮されている。全編ウィーンの香りがプンプン。中でも｢ボッカチオ｣の有名な｢恋はやさし、野辺の花よ｣は絶品。 最近発売された｢クリスマス･キャロル集｣も心を癒される珠玉のアルバムとなっている。

見事な声の競演に酔える。大看板の円熟の舞台は聞き応えも見ごたえもあった。メットの大掛かりでスタンダード中のスタンダードがめっとらしく、贅沢でいい。ヌッチも加わってのアンサンブルがさすがだ。