Classical Collection (Boxed Set) Review List
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Posted Date:2025/09/22
音質に関して、既にいくつかご意見が上がっている。 音質に対する感覚は個人差もあるし、ヒストリカルを聴き慣れてるか否かの差もあるかと思うが、個人的には決して悪くないと思う。 ミトロプーロス生誕100年の折に、熱烈なミトロプーロスファンがオーナーを務めるDiscantusというレーベルがニューヨーク・フィルやウィーン・フィル、ミネアポリス響とのライブ録音を大量にリリースしたが、その音質に比べると遥かに良好だ。 音源は恐らくはエアチェックだと思うが、ソースが異なるのだろうか?と思うほどだ(例えばマーラー)。 他方でDiscantusレーベルからリリースされていたのに、今回のこのBOXでは漏れている録音があるのは残念。 また曲目のリストがペラ紙1枚というのも残念すぎる。 表記も杜撰で、例えばフランクの交響的変奏曲のソリストは記載が無かったりする(ルービンシュタインのはず)。 とは言え、ミトロプーロスのライブ録音をこれほどまとまった形で、しかもかなり格安のお値段で聴けるのはありがたい。
かーる .
Posted Date:2025/09/14
いつものようにスマホで音楽を聴くのに、ドホナーニと検索をかけたら、生没年のところに2025と入っていて驚いた。1週間ほど前に亡くなっていたのだ。90年代にサントリーホールだったか、ベルリオーズとベートーベンを聴いて、プログラムがまだ2冊手元にある。ドイツに押しかけてでもまた聴きたいと思っていたのに。久しぶりにステレオスピーカーで聴く演奏は知的で明晰で美しくどこまでも大好きな音楽です。ご冥福をお祈りします。
ぱる . |50year
Posted Date:2025/07/20
マリス・ヤンソンスのオスロ時代の録音は、彼の人生と音楽性の変遷を象徴する重要な位置を占める。レニングラード時代には、ソ連体制下の緊張と苦悩が音楽の鋭さと深みを生み出し、指揮台での彼は笑みを見せず、音楽の本質をえぐり取ろうとする強烈な情熱を発揮していた。しかし、西側への移籍後は、民主的で温かな人間関係の中で音楽を紡ぐようになり、晩年は持病も影響して音楽の緊張感がやや後退。オーケストラとの調和や幸福感が増す一方で、音楽的な踏み込みや切迫感は薄れ、結果として「予定調和的」な響きが強まった印象を与えた。こうした変化のなかで、オスロ時代の録音は、レニングラードの鋭利さと西側の円熟との中間地点として、最も緊張感と情熱が高次に融合した貴重な音楽遺産である。ヤンソンスの人生における苦悩と幸福、芸術的な激闘と安らぎが交錯する瞬間を記録し、彼の真価を知るうえで欠かせない核心的な証言といえる。
林檎太郎 .
Posted Date:2025/07/20
アンタル・ドラティ指揮ロンドン交響楽団によるマーキュリー・レーベルの録音は、1950年代末〜1960年代とは思えない驚異的な音質であると掛け値なく言える。映画用35mm磁気フィルムを用いた「リビング・プレゼンス」録音方式は、通常の磁気テープ録音を遥かに超え、広大なダイナミックレンジと鮮明な音像を実現している。この録音方式は他社に広まらず、マーキュリーの孤高の技術遺産として現在に至っても輝きを失っていない。アメリカから機材を持ち込みロンドンで録音した熱意と技術の結晶であり、その中で壮年期のドラティは類まれな集中力と強烈な緊張感を持つ演奏スタイルを発揮している。私はドラティのこの時期の演奏に、晩年のアトランタ録音よりも強烈な個性と音楽への深い踏み込み、異常なまでのテンションの高さを感じ、深く感銘を受けた。バルトークなどの作品に鮮烈な生命力を吹き込み、その演奏は後の再録音と比較しても劣らず、録音は経年による劣化が極めて少なく、音楽史における重要な文化財として確固たる地位を保っている状態である。
林檎太郎 .
Posted Date:2025/07/18
高くなったなあ。私が購入したときと比較すると3倍である。現ワーナーの録音の中では、ビゼーのアルルの女組曲他が、CD最初期にリリース直後に購入した思い出のディスクであり、しかも演奏録音ともに素晴らしい。小澤は、フランス国立管弦楽団と大変相性が良く、レパートリーもフランス系の音楽が、しなやかな音楽性と親和性が高かった。なのに小沢氏が、独墺志向だったのは、個人的には戦略ミスだったと勝手に思っている。このボックスは、相性の良いと思われる楽曲の割合が高く、小澤ファンならずも、音楽的に満足できるセットであると思う。
林檎太郎 .
Posted Date:2025/07/16
音質は一新しており、過去にリリースされたものを顔色なからしめるレベルになっており、韓国盤エディションと比較しても誰もがブラインドで違いを聴き当てるであろうというほど違っている。そして、いよいよ冷たく固い響きのセルクリーブランドというイメージは、完全に払拭されようとしている。28枚目のこうもり序曲など、テンポの揺らし方はカルロス・クライバーなんてもんじゃございません。そこには、熱いハートで、歌心に満ちたシュトラウスが。ハンガリー、チェコ等の中欧の名曲は、清潔なアンサンブルで、しかも熱い音楽に溢れており、セルが入れている曲は、まずセルから聴こうと思うほど。間違いなし。
林檎太郎 .
Posted Date:2025/07/09
ステレオの2セットのみ入手した。演奏の内容については、何も言う必要のない、輝かしいフィラデルフィアサウンド(オーマンディはその愛称が気に入らず、オーマンディサウンドだと言っていたようだが・・・)の連続で、現在このようなゴージャス極まりないオーケストラサウンドを聴くことができるのだろうか?と思われるほど、一つの理想のあり方が顕現したものだと言って差し支えないと思う。オーマンディの音楽も、晩年には運動性がやや緩慢で、恰幅の良さが前景化してくるが、少なくともこのボックスのほとんどが録音された時分は、驚くほど踏み込みの強い表現や俊敏な音の運動も聴かれる。ストコフスキーと初演指揮者を争ったラフマニノフの第3交響曲など、ディテールまでも雄弁に具現化した表現は、今に至るまで他の追随を許さないと言って良いほどで、大変感銘を受けた。オーマンディ時代のフィラデルフィアサウンドは、リッチなアメリカを象徴するとともに、オーマンディの指揮者としての手腕、そして豊かなオーケストラの響きの典型として、伝説化してゆくことは間違いない。 なお、2セットのケースのオーマンディの写真、両者をよく見ると・・・・・。
林檎太郎 .
Posted Date:2025/07/04
TV番組「0011ナポレオン・ソロ」ロバート・ボーンの相棒「イリヤ・クリヤキン」役がデヴィッド・マッカラムですが、この人のお父さんは『さすらうおっさん』が書かれているとおりイギリスのオーケストラのヴァイオリン奏者です。 そしてムード音楽の王様「マントヴァーニ・オーケストラ」の来日公演にはコンサートマスターをしていました。
ヴォーカルディスコーズ . |60year
Posted Date:2025/06/21
セッション録音とLive録音。特にLiveは録音や演奏にバラツキがあるが、一般的にLiveは指揮者やオーケストラの性格や熱量がセッション録音に比べてより鮮明に出る傾向があるので、このコンビの演奏を知るにはある意味向いているともいえる。全体的には饒舌でメリハリのある演奏が多い。そして、やはりイタリアものが素晴らしい。ロッシーニやベルディは歌手や合唱陣の強みもあって見事である。ローマ三部作はたくさんある名演の中でもこれに匹敵するものはムーティ&フィラデルフィア管弦楽団盤くらいしか思いつかない。
saitaman .
Posted Date:2025/06/21
ようやくベートーヴェンが、音質の悪さを脳内補完しながら聴かなくても良いレベルにまでなっていることに、マゼールの死後ようやく演奏の本領を知ることができたという、複雑な思いも持ちつつも、安堵した。当時、デッカ録音のブラームス全集が充実した演奏で、レーベルが変わりベートーヴェンがリリースされたときは、一抹の不安を覚え、それが杞憂に終わらなかったことなど、懐かしい思い出である。しかし、これでも、実際の演奏からはかなりかけ離れたサウンドイメージであることは明白なのだが、ホールで聞こえているはずの音響に近づいたことは喜びたい。そして、セル亡きあとクリーブランド饗が奏でたベートーヴェンとして、聴き続けてゆきたい。
林檎太郎 .
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