恐るべきクオリティです。　 前作『Corazonero』はかなり＜わかりやすさ＞を追求した作品であったのに対し、この新作『Presagios』で再び自らのあり方を問い直したのでしょう。　ファンのっことを無視しているということでは決してないのでしょうが、楽曲重視の原点に立ち返ったように思います。　水準が150％ぐらい上がっているのです。　 このアルバムはむしろCUBA国外のラテンPOP一般のファン層にこそ訴える作品であると感じます。　日本人にもかならず響く。　そう確信しています。

BUENA FE＜4大バラード＞の1曲“SOY”、そして歌詞に深い意味の込められた名曲“Dios salve al Rey”が収録されています。　このアルバムはBUENA FE全4作品のなかで最もPOPSセンスに溢れている。　今年の夏に行なわれたスペイン・ツアーでは5曲目の“Nacimos Angeles”が多くのファンの心を掴み、ヒット・チャートにも登場するほどの反響を得たそうです。

キューバのPOPデュオ・BUENA FE。　この『ARSENAL』は彼らの第2作目にして最高傑作です。　全世界のポップミュージックの歴史の紐解いて見ても、このアルバムに匹敵する作品がどれだけあったでしょう・・・　全編捨て曲なし。　彼らの作詞・作曲能力が卓越していることはこのアルバムを聴いていただければきっとわかって頂けると思います。　 このグループの音楽には特別な何かを感じます。　＜ひとのこころを包み込むような暖かさ＞、とても穏やかな気持ちにさせられる。　この殺伐とした世界にこのような音楽が生まれること自体が奇跡、そう思