SACD

Symphonies Nos.3, 8 : George Szell / Cleveland Orchestra (2SACD)(Hybrid)

Bruckner (1824-1896)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SICC10250
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
SACD
Other
:
Limited, Hybrid Disc

Product Description

巨匠セルが最晩年に残した精緻なブルックナー解釈。

究極のSA-CDハイブリッド・コレクション第4回発売。ジョージ・セルがクリーヴランド管弦楽団と成し遂げた「究極のオーケストラ演奏」としてあげるべき名演奏。セルの厳しい造形力とオーケストラの精緻なコントロール力によって、作品の音符の一つ一つに至るまで吟味され尽くされながらも、その表現はあくまでもしなやかで、ゆるぎない緊張感の中に素晴らしい生命力を内包しています。特に対位法的な書法での完璧なバランスは、まさにこのコンビの独壇場ともいうべき見事さで、遅めのテンポの中で緻密に響きが積み重ねられ、ブルックナーの音楽の持つ巨大な相貌が姿を現す様は圧巻の一言に尽きるといえましょう。アナログ完成期ならではの充実したサウンドです。
 セルがクリーヴランド管と演奏会で取り上げたブルックナーは第3、7、8、9の4曲のみ。当盤の2曲はそれぞれその最後の機会に演奏会と並行してセッションが持たれ、第3番は2日間、第8番は何と4日間をかけて収録されました。第8番は文字通りコロンビアへの最後の録音で、セル唯一の録音。第3番は他オケとのライヴ盤も残されているセルの愛奏曲の一つ。(メーカー資料より)

【収録情報】
ブルックナー:
1. 交響曲第3番ニ短調(1889年第3稿 ノヴァーク版)
2. 交響曲第8番ハ短調(1890年第2稿 ノヴァーク版)


 クリーヴランド管弦楽団
 ジョージ・セル(指揮)

 録音時期:1966年1月28,29日(1)、1969年10月3,6,10,13日(2)
 録音場所:クリーヴランド、セヴェランス・ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 SACD Hybrid

[オリジナル・レコーディング]
 プロデューサー:ポール・マイヤース(1)、アンドルー・カズディン(2)
 レコーディング・エンジニア:エドモンド・T・グラハム、ライモンド・ムーア(2)

[2018年リマスター]
 アナログ・トランスファー、マルチ・トラック・マスターからのリミックス、リマスタリング・エンジニア:
 アンドレアス・K・マイヤー(マイヤーメディアLLC)

[初出]MS6897(1966年8月15日発売:1)、M2 30070(1970年7月27日発売:2)
[日本盤初出]SONC10009(1968年10月発売:1)、SONC10326〜7(2枚組)(1970年12月発売:2)
 ライナーノーツ:未定
 ジャケットデザイン:米国LP初出時オリジナル・ジャケット・デザイン使用

【シリーズ・コンセプト】
ソニー・クラシカルおよびRCA Red Sealの歴史的名盤を、これまでのリマスターも含め最高のクオリティを追求し、ハイブリッドディスクとして「究極」の形でフィジカル・リイッシューする「"究極のSA-CDハイブリッド・コレクション」。ソニー・クラシカル秘蔵のオリジナル・マスターに遡り、アンドレアス・K・マイヤーをはじめとする経験豊富な名手が復刻を手掛ける究極のコレクションです。(メーカー)

Track List   

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Comprehensive Evaluation

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堂々たる名演ではあるのだが、セルとしては...

投稿日:2021/04/18 (日)

堂々たる名演ではあるのだが、セルとしては珍しく、遅めのテンポで大きく構えているのがユニーク。セルらしいきびきびした動きのブルックナーを聴きたい方には、セルの弟子スクロヴァチェフスキーの全集をお薦めします。

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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堂々たる名演ではあるのだが、セルとしては...

投稿日:2021/04/18 (日)

堂々たる名演ではあるのだが、セルとしては珍しく、遅めのテンポで大きく構えているのがユニーク。セルらしいきびきびした動きのブルックナーを聴きたい方には、セルの弟子スクロヴァチェフスキーの全集をお薦めします。

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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特に第8番は、LPそしてCD(3回買換)...

投稿日:2018/03/29 (木)

特に第8番は、LPそしてCD(3回買換)時代から、演奏は超名演だが、録音は高音がきつく、全体に人工的なエコーがかかった妙な音で大変残念に思ってました。今回のマルチトラックテープまで遡った丁寧なリマスタリングによるSACD化で、解説にも記載されていますが、無用なエコーは払拭され、高音のきつさは残っているものの、アンプのトーンコントロールで補正できる範囲です。何よりも音場の見通しが良くなり、弦楽器は透明感があります。楽器個々の質感も向上しました。又、第1楽章冒頭のトゥッティ、第2楽章はセルが指揮台を踏み込む音までリアルに聞こえます。深い情念、揺ぎ無い構成を悉く瑞々しさをもって発せしめる演奏および曲の偉大さがより深く理解できる音に仕上がっています。セル最晩年、不世出の名演を心ゆくまで堪能できることは絶大な恩恵です。ゼルキン、フライシャーとのピアノ協奏曲等、SACDでのリリースを切望します。

J.BRAHMS さん | 神奈川県 | 不明

2

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