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Complete Symphonies : Daniel Barenboim / Chicago Symphony Orchestra (10CD)

Bruckner (1824-1896)

User Review :4.5
(6)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4868033
Number of Discs
:
10
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


現代屈指の巨匠指揮者とシカゴ響によるブルックナー・ツィクルスを
新たな仕様で再発売。CD10枚組ボックス・セット


現代屈指の巨匠指揮者ダニエル・バレンボイムが1972年から1981年にかけてシカゴ交響楽団と録音したブルックナーの交響曲全集が新たにお求めやすい価格のキャップ・ボックス仕様でドイツ・グラモフォンより発売されます。CD10枚組ボックス・セット。2011年にリリースされた「コレクターズ・エディション」から新たな形に作り替えられています。
 この録音は高い評価を獲得し、「若々しい推進力と華麗に作り上げられた響きに満ち・・・内部からの力、鋭敏さ、そして広がりが感じられる」演奏とグラモフォン誌に称賛されました。セットにはブルックナーの交響曲全曲のほか、実力派のソリストたちによる『テ・デウム』、演奏機会の少ない男声合唱と管弦楽のための『ヘルゴラント』、ソプラノ、合唱と管弦楽のための『詩篇 第150番』も収録されています。ソプラノのジェシー・ノーマンとルース・ウェルティング、コントラルトのイヴォンヌ・ミントン、テノールのデイヴィッド・レンドール、バスのサミュエル・レイミーが共演しています。
 各ディスクは紙ジャケット・スリーヴケース入り。クリストフ・シュリューレンによるライナーノーツ(英語・ドイツ語・フランス語)、歌詞とその英語・フランス語訳を掲載した28ページのブックレット付き。

「バレンボイムと彼のオーケストラが持つブルックナー的な本能には恐るべきものがある」〜ドイツ、グラモフォン誌(メーカー資料より)

まだ30代だったバレンボイムがセッション録音で完成した交響曲全集。1972年の第4番に始まり、1981年の第2番で終了したこの全集は、当時、破竹の勢いだったバレンボイムが、ショルティのもと第2の黄金時代を迎えていたシカゴ交響楽団を指揮して取り組んだ大力作で。シカゴ響の高度な機能とマッシヴなサウンドを活かしながらも、フルトヴェングラー研究の成果が随所に聴かれる個性的かつ迫力満点の演奏に仕上がっています。
 細部の少々の破綻などは気にせず、音楽全体のドラマティックな進行を重視したスタイルは現在のバレンボイムにも通じますが、ここでの演奏には、思い切りの良い音の勢いがあり、それがオケの起爆力の凄さと相まって率直な力感につながっているのが気持ち良いところです。特に第5番と第9番の劇的な迫力は特筆ものの仕上がりとなっています。
 組み合わせとして、有名な『テ・デウム』のほかに、名前は知られているものの実際にはあまり聴かれない『ヘルゴラント』、『詩篇 第150番』が収録されているのも朗報です。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ブルックナー:
● 交響曲第0番ニ短調 WAB.100(ノーヴァク版)


 録音時期:1979年3月
 録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc2
1. 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1877年リンツ稿、ノーヴァク版)
2. テ・デウム WAB.45

 ジェシー・ノーマン
(ソプラノ:2)
 イヴォンヌ・ミントン(コントラルト:2)
 デイヴィッド・レンドール(テノール:2)
 サミュエル・レイミー(バス:2)
 シカゴ交響合唱団(2)

 録音時期:1980年12月(1)、1981年3月(2)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc3
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102


 録音時期:1981年3月
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc4
1. 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1877年版)
2. 詩篇 第150番 WAB.38
〜ソプラノ、合唱と管弦楽のための

 ルース・ウェルティング(ソプラノ:2)
 シカゴ交響合唱団(2)

 録音時期:1980年12月(1)、1979年3月(2)
 録音方式:ステレオ(デジタル:1、アナログ:2)

Disc5
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(ハース版)


 録音時期:1972年11月
 録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc6
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105


 録音時期:1977年12月
 録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc7
1. 交響曲第6番イ長調 WAB.106
2. ヘルゴラント
(男声合唱と管弦楽のための)

 シカゴ交響合唱団(2)

 録音時期:1979年3月
 録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc8
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107


 録音時期:1979年3月
 録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc9
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108


 録音時期:1980年12月
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc10
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109


 録音時期:1979年5月
 録音方式:ステレオ(アナログ)

 シカゴ交響楽団
 ダニエル・バレンボイム
(指揮)

 録音場所:シカゴ、オーケストラ・ホール(Disc1-4,6-9)、メディナ・テンプル(Disc5,10)


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Comprehensive Evaluation

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私はバレンボイムがシカゴと録音したブルッ...

投稿日:2025/11/28 (金)

私はバレンボイムがシカゴと録音したブルックナーとシューマンの交響曲全集こそ彼の最高の録音だと思っているし、これだけ全集が増えてリスナーの耳も肥えた現在その価値を認める人も増えると思う。のちのバレンボイムと違ってこのころはスコアを丹念に検討し誠実な音楽づくりをしている。フルトヴェングラーのようにテンポを動かすことを嫌う人もいるだろうが、聴いてみるとマゼールのような極端なことはやっていないし、「ブルックナーはインテンポ」という迷信から解き放たれた現在聴いてみると違和感はなくシカゴの力感に充ちたサウンドを使いながらもブラスで押す演奏ではなくまっとうなブルックナーなのである。さらに優秀なシカゴ交響合唱団による「テ・デウム」「詩編150番」「ヘルゴランド」が入っているのも大きなプラス要素。この演奏も素晴らしい。ぜひおすすめしたい。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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バレンボイム師匠、若き日の記録、大作です...

投稿日:2014/05/13 (火)

バレンボイム師匠、若き日の記録、大作です。シェフのショルティさんがまだ録音していない時期にシカゴ交響楽団を指揮してブルックナーの交響曲全集を造るとは、まさに破格の大チャンスをもらったもんだと言えましょう。若いバレンボイムさん、萎縮することなく、自分が感じたままにオケをドライブして独特なブルックナーを造りました。初期のナンバーは比較的素直にすいすいと進む。中期で曲とよく波長があって、第4・5番は傑作でしょう。後期(7〜9番)は粘りがややしつこい気もするし、また緩やかな進行に辛抱しきれずに駆けだす感があって、ちょっとこちらは「修行が足りぬ」といふところでしょうか。あとのベルリンフィルとの再録音でもこういう傾向ぢゃなかったかな。なかなかに難しいのかもしれません。同じピアニストで指揮をはじめた頃のアシュケナージさんは、初期は結構爆演に傾きましたが、バレンボイム氏は意外にもそういうことはなく、どこか醒めた印象もないではありません。録音は良好。この全集、そこそこに楽しみましたが、でもせっかくシカゴ交響楽団を使うなら、バレンボイムさんではなくて、他の指揮者でねぇ、と思ってしまいます。当時のDGで言えばクーベリックさんとのコラボができればよかったし、サヴァリッシュ、シュタインとかのドイツの師匠方だったら懐の深いところを聞かせてくれたんじゃないかなあ。一音楽家のディスコグラフィ上だけの意義を超えて、ブルックナーのディスク史上に残る立派なアルバムになったかもねぇ。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ベルリンフィルとの新全集も持っていますが...

投稿日:2013/01/26 (土)

ベルリンフィルとの新全集も持っていますが、 こちらの シカゴ響との旧全集のほうが、 演奏のテンポが好みです。

konaka さん | 広島県 | 不明

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