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Sym.2 / Piano Concerto: Tiberghien(P), Chung Myung-whun / French National

Brahms / Ravel

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OVBC00023
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD

Product Description

チョン・ミョンフンのブラームス第2番!
EXTONならではの最高画質、最高音質!

東京フィルのアーティスティック・アドヴァイザーとしてもおなじみのチョン・ミュンフンと、彼が2000年いらい主席指揮者を務めているフランス国立放送フィルハーモニック管弦楽団によるブラームス。両者のレコーディングとしては二種のメシアン録音(《われらの主イエス・キリストの変容》と《渓谷から星たちへ》)が既にあり、その水際立った演奏が大いに話題を呼んで、現代音楽としては異例の好セールスを記録しました。

 そんな両者にとっては初のスタンダード・レパートリー録音となるこのDVD、特に「王道中の王道」たるブラームスの第2交響曲の演奏ぶりが注目されるのは当然でしょう。
 まずは第1楽章からして「俊敏、軽快」というこの指揮者のイメージをくつがえすゆったりしたテンポ設定に驚かされます。ここでミュンフンはしなやかな旋律形成に徹底してこだわり、どこか耽美的な色合いさえみせるその柔軟なカンタービレ表現は、フランスのオーケストラならではの明るい音色も手伝って、ともすれば憂愁に沈みがちなブラームスの音楽に澄明な美感を与えることに成功しています。
 第2楽章は、そうしたアプローチのピークといえる素晴らしさ。じっくりとしたテンポながら流動感を常に失わない旋律表現が、次第に熱を帯びて熟してゆくありさまは秀逸、その豊かな情感は、オペラ指揮者としてのミュンフンの卓抜な才能をも改めて実感させてくれます。
 第3楽章を静かな準備段階として、鮮烈に展開される第4楽章は、まさに「俊敏な」ミュンフンのイメージにピッタリ。大幅にテンポを上げて沸き立つように噴出する晴れやかなサウンドは、ここまで抑えに抑えてきただけに効果絶大。各パートに生き生きと主張をさせながら、クライマックスへと向かう強い流れの中にすべての要素をまとめあげていく指揮者の手腕と、その特別な有機性はこの指揮者ならではのものといえるでしょう。

 併録のベルリオーズ《ローマの謝肉祭》とラヴェルのコンチェルトも聴きのがせないところ。ラヴェルのピアノ独奏は、伝統あるロン=ティボー国際音楽コンクールでフランスに19年ぶりの優勝をもたらした新鋭ティベルギアン。若いながら作品のラプソティックな側面に傾注する個性を早くもかいま見せ、こちらも注目です。

 2002年3月7日、サントリーホールにおける来日公演を収録したもので、ハイヴィジョン撮影による画像はきわめて鮮明。音声はリニアPCM(2チャンネル)とドルビー・デジタル(5.1チャンネル)の二本立てです。

・ベルリオーズ:『ローマの謝肉祭』序曲 作品9
・ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
 ピアノ:セドリック・ティベルギアン
 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:チョン・ミョンフン

 録音:2002年3月7日 サントリーホール(東芝グランドコンサート2002)

 画面:カラー、ワイドスクリーン(16:9)
 音声:PCM 2ch STEREO/ DolbyDigital 5.1ch

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現在世界で最も高級なフランス音楽を演奏で...

投稿日:2009/05/31 (日)

現在世界で最も高級なフランス音楽を演奏できるのが、チョン&フランス放送フィルのコンビだ(デュトワ&モントリオールも人気だが、フランスらしいフレーズの受け渡しやしなやかさで、チョン&フランス放送フィルに軍配が上がる)。 前半、ローマの謝肉祭はこの曲の決定版の演奏といって言い過ぎではないだろう。ブラームスは全編通して独特の甘美で鋭敏なサウンドが聴ける。

太陽神 さん | 東京都 | 不明

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