SHM-CD

Piano Concerto, 1, : Zimerman(P)Rattle / Bpo

Brahms (1833-1897)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG50061
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

Japanese only SHM-CD pressing. Part of the Grammophon Best 100 Series. Universal. 2011.

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Comprehensive Evaluation

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 ラトルがEMIで録ったディスクは数点を...

投稿日:2017/09/23 (土)

 ラトルがEMIで録ったディスクは数点を除きあまり好きではない。何か音がこじんまりしていて突き抜けないような、腹の中からぐっとくる迫力のようなものが希薄な気がするからだ。     しかしこのディスクにはその不安がみられない。ツィメルマンとラトル&ベルリン・フィルがまさにがっぷり四つに組んだような緊迫感と迫力、そして輝きが感じられる。冒頭のティンパニからオケに引き継がれる部分からしてテンションの高さが他盤を超えている。腹の底からズシンとくる低弦の重みがブラームスにぴったり。そして、ピアノが絡んでくるとさらにテンションは加速し、まさに両者が土俵上を縦横無尽に使いあの手この手を繰り出しているような印象を持つ。特に、第1楽章や第3楽章の中盤ではラトルとツィメルマンがお互いを聴きあいながら、ギアをあげていく高揚感もあり、聴き応えがある。     DGの録音チームゆえ、ツィメルマンの欲するところは解っているし、ベルリン・フィルの凄味も熟知しているのだろう。安心してブラームスの世界に浸れる。ブラームスの若き日の情熱の滾りを表現しようとする意欲に満ちたディスクと思う。私同様、ラトルのEMI録音にあまり満足していない方にはぜひお薦めしたいディスク。     たしか2016年、ベルリン・フィルの定期でもこの曲を取り上げていたから両者の相性と指向性は一致しているのだろう。ならばラトルがベルリン・フィルのシェフを終えてしまうとはいえ、「2番」にもチャレンジしてもらえれば…と期待していきたい。収録時間的にラプソディOp.79なんかがカップリングされたら最高なんだが、ツィメルマンだけに無理だろうな・・・

うーつん さん | 東京都 | 不明

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最初の数秒で、最高の名演が確信できるかの...

投稿日:2016/05/20 (金)

最初の数秒で、最高の名演が確信できるかのような演奏だ。現代最高のピアニストと、現代最高の指揮者の組んだディスクなわけで、これはもう反則といっていいくらいの条件なので当然かもしれない。 むろんコケ脅しではなく、最後まで聴覚をとらえて離さない、おすすめ度バッチリの一枚。で、もし難癖を無理やりつけるとすれば… ツィマーマンにはバーンスタインと組んだ同曲もあるが、そちらに比べると「アク」が薄くなっているということくらいか? 曲そのものがもともと不格好で、怪獣キメラ的な音楽なので、この曲にはそういった”ダサさ”を求めるリスナーには、少し物足らないかも?

ヒューブーン さん | 静岡県 | 不明

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ほぼ同い年・・・ツィマーマン47歳、ラトル...

投稿日:2011/12/29 (木)

ほぼ同い年・・・ツィマーマン47歳、ラトル48歳の両名演奏家として充実期に入った2003年に録音したブラームス、ピアノ協奏曲第1番(タイム@23’27A15’45B12’09)はオーケストラBPOの重厚且つ精緻な響きも大いに手伝って大変映えた鮮やかなコンチェルト演奏となっております。マァ、両名の完璧な演奏性格から来るクールさ・隙の無さが当然現象的にこの演奏に切れ味の鋭さをもたらし私がこの曲に託す思いとはちょっと「ズレ」が生じたのも正直な処であります。全体タイム的にはやや中間楽章がじっくりとしている印象はありますがツィマーマンが約二十年前の1984年バーンスタイン/VPOと共演した収録盤のタイム@24’35A16’28B13’00からすれば(指揮者の違いも大いに関与している点ではありますが)平均タイムに近いものとなっており、ツィマーマンの「録音とはすべて一瞬の記録」という思慮深い発言が思い起こされます。第1楽章に終始する重音トリルにテインパニーが効果を上げ、又左右に工夫して配置された弦の掛合い等により実によく鳴った派手に仕上がった楽章でブラームスの青春懊悩が吹っ飛んだ感じに受け取りました。クライマックスへはテンポに溜めをいれつつ堂々と締めくくります。シューマンへの鎮魂にもなったという中間楽章は当然情緒的アプローチがなされますが後段粘っこさも見せやや長さも感じさせました。最終楽章はピアノ、オーケストラとも更にその応酬迫力を増し曲自体少し単調さもあってかその迫力が空回りしている印象も過ぎりましたがともかく堂々とした演奏には違いありません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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