Hi Quality CD

Ein Deutsches Requiem : P.Jarvi / Frankfurt RSO, Dessay, Tezier, Swedish Radio Choir

Brahms (1833-1897)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TOCE90187
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
Hi Quality CD

Product Description

パーヴォ・ヤルヴィ/ブラームス:ドイツ・レクィエム
国内盤はHQCD仕様 歌詞対訳付き

今最も注目を集める指揮者、ヤルヴィの最新作はブラームスの傑作、生者のためのレクィエム。
 2010年12月に来日し話題をよんだ指揮者ヤルヴィは、このCDのフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者をはじめ、ドイツ・カンマーフィル、シンシナティ交響楽団、母国エストニア交響団の芸術アドバイザー、そして2010年9月からはあらたにパリ管弦楽団の芸術監督などのポストを持つ、まさに今最も旬の指揮者です。
 この録音は、2010年6月に発売されたマーラー:交響曲第2番『復活』に続き、フランクフルト放送交響楽団にスウェーデン放送合唱団、ソリストに歌姫ナタリー・デセイ(ソプラノ)とルドヴィク・テジェ(バリトン)を迎えた豪華盤。
 ブラームスの合唱と管弦楽のための傑作といわれる『ドイツ・レクィエム』の録音。ヤルヴィは他レーベルからも様々な録音を発表していますが、宗教曲系の合唱ものは珍しく、ファンの期待がかかる大作。この『ドイツ・レクィエム』は、ブラームスが敬愛する作曲家シューマンの追悼のために書かれたといわれますが、内容は人生の苦しみやはかなさ、慰めや喜びをあらわした「生者のための」レクィエムになっていることが特徴。歌詞はルターが訳したドイツ語版「聖書」からなっています。(EMI)

【収録情報】
・ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45

 ナタリー・デセイ(ソプラノ)
 リュドヴィク・テジエ(バリトン)
 スウェーデン放送合唱団
 フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音時期:2009年10月
 録音方式:デジタル(ライヴ)

Track List   

Customer Reviews

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一昨年秋に行われた、フランクフルト放送交...

投稿日:2011/04/18 (月)

一昨年秋に行われた、フランクフルト放送交響楽団の創設80周年記念コンサートでのライブ録音の登場だ。演奏は、パーヴォ・ヤルヴィの近年の充実ぶりをうかがわせる素晴らしい名演と高く評価したい。パーヴォ・ヤルヴィは、父ネーメ・ヤルヴィと同様に、レパートリーが実に幅が広い。ドイツ音楽からフランス音楽、ロシア音楽、東欧や北欧諸国の音楽に至るまで、あまりの広範さに唖然としてしまうほどだ。しかも、レパートリー毎にオーケストラを使い分けているのも特徴であり、ベートーヴェンやシューマンの交響曲、協奏曲はドイツ・カンマー管弦楽団と、マーラーやブルックナーの交響曲はフランクフルト放送交響楽団と、そして、その他の楽曲はシンシナティ交響楽団(2012年以降はパリ管弦楽団?)と録音するというのが基本的な方針であるように思われる。ブラームスも、既にピアノ協奏曲をフランクフルト放送交響楽団と録音しており、そうした方針の下、ドイツ・レクイエムも、フランクフルト放送交響楽団を起用したことになったのではないかと考えられる。本演奏でのパーヴォ・ヤルヴィのアプローチは、ある意味では非常にオーソドックスなものと言える。曲想を精緻に、そして丁寧に描き出して行くというものだ。もちろん、スコアに記された音符の表層だけをなぞったような浅薄な演奏には陥っておらず、どこをとっても独特のニュアンスがあり、情感の豊かさを失っていないのが素晴らしい。静謐さに満たされた同曲ではあるが、劇的な局面が時としてあらわれるのを特徴としており(例えば第2楽章及び第6楽章の中間部)、そのような局面における畳み掛けていくような気迫や生命力溢れる力強さは、圧巻の迫力を誇っているところであり、パーヴォ・ヤルヴィの表現力の幅の広さを大いに感じることが可能だ。もっとも、そのような箇所においてもいささかも無機的には陥らず、常に透明感溢れる美しい響きが支配しているというのは、パーヴォ・ヤルヴィの豊かな音楽性の賜物と言えるだろう。ソプラノのナタリー・デセイとバリトンのリュドヴィク・デジエも最高の歌唱を披露しており、世界的にも、その実力において高い評価を得ているスウェーデン放送合唱団も最高のパフォーマンスを示していると言える。音質も非常に鮮明かつ瑞々しささえ感じさせるほどの透明感にも満ち溢れており、HQCD化もある程度効果を発揮しているのではないかと考えられる。ただ、最近、フルトヴェングラーの一連の録音のSACD化によって大好評を博しているEMIであり、本盤もSACDで発売して欲しかったという聴き手は私だけではあるまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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オケ、合唱ともに、とにかく透明感が凄い演...

投稿日:2011/04/17 (日)

オケ、合唱ともに、とにかく透明感が凄い演奏。響きが混濁しがちなこの曲で、ここまで透明な美しさに貫かれた演奏は、古楽器勢も含めて皆無だったのではないでしょうか。アプローチとしては、弦、合唱ともヴィブラートを控えめにした準・古楽風ですが、せせこましさはなく、十分な量感、スケール感を備えています。個人的な好みを言えば、第6曲などはもう少しライブ的な熱気が欲しいところですけれど、心洗われるような終曲の美しさがその分を補ってくれます。昨年のアーノンクール盤が意外と普通の演奏だったので物足りなかった、という人にはこの演奏がぴったりかもしれません。録音も自然で優秀。

SeaCrow さん | 東京都 | 不明

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