Vinyl Import

"Piano Concerto, 1, Arrau(P)Giulini / Po (Vinyl)"

Brahms (1833-1897)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
9029614143
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
Vinyl
Other
:
Limited,Import

Product Description

アラウとジュリーニによる濃厚なカンタービレの名演が、2022年最新リマスター音源を使用して、180gアナログLP盤で数量限定生産

1960年ステレオ録音。力強い演奏を聴かせていた頃のアラウのピアノを、ジュリーニが濃厚なカンタービレで重厚にサポートする稀有な名演。ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、特にブラームス自身が心の秘密を隠した作品ともいわれ、第1楽章でのピアノが奏でる深い悲しみが刻まれてように感じられる作品。また第2楽章の悲しみと美しさをいかに深く感じさせるかがこの曲への想いが左右させますが、この演奏での冒頭の序奏の荘厳さと美しさは絶品といえましょう。
このアラウとジュリーニによる名演を、オリジナル・マスターテープより、2022年24bit/192kHzリマスター音源使用し、180gアナログLP盤で数量限定生産!

※輸入商品のため、入荷時点で、商品(ジャケット・外装ビニール・外装箱・ケース・封入物など含む)に、細かい傷・折れ・擦れ・凹み・破れ・汚れ・角潰れ・再生に影響のないディスク盤面の傷・汚れ・イメージ違い・個体差などが見られる場合がございます。
これらを理由にした、商品の返品・交換はお受けいたしかねます。商品の状態・品質につきましてはあらかじめご了承の上、ご購入いただけますようお願い申し上げます。

【収録曲】
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
 《SideA》 I. Maestoso
 《SideB》 II. Adagio - III. Rondo: Allegro non troppo

【演奏】
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

【録音】
1960年4月21-23日、ロンドン、アビイロード・スタジオ

【音源】
オリジナル・マスターテープより、2022年24bit/192kHzリマスター音源使用
180gアナログLP仕様

(メーカーインフォメーションより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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20世紀後半を代表する指揮者の一人であっ...

投稿日:2012/12/24 (月)

20世紀後半を代表する指揮者の一人であったジュリーニであるが、いわゆる完全主義者であったということもあり、そのレパートリーは、これほどの指揮者としては必ずしも幅広いとは言えない。そのようなレパートリーが広くないジュリーニではあったが、それでも独墺系の作曲家による楽曲も比較的多く演奏しており、とりわけブラームスについては交響曲全集を2度に渡って録音するなど、得意のレパートリーとしていたところだ。協奏曲についても、複数の録音が遺されており、本盤におさめられたピアノ協奏曲第1番についても、2度にわたってスタジオ録音を行っている。レコーディングには慎重な姿勢で臨んだジュリーニとしては数少ない例と言えるところであり、これはジュリーニがいかに同曲を愛していたかの証左とも言えるだろう。同曲の最初の録音は本盤におさめられたアラウと組んで行った演奏(1960年)、そして2度目の録音はワイセンベルクと組んで行った演奏(1972年)であるが、この両者の比較は難しい。いずれ劣らぬ名演であると考えるが、ピアニストの本演奏時の力量も互角であり、容易には優劣を付けることが困難であると言える。本演奏は、録音年代が1960年ということもあり、ジュリーニ、アラウともども壮年期の演奏。後年の円熟の大指揮者、大ピアニストとは全く違った畳み掛けていくような気迫や強靭な生命力を有しており、ブラームスの青雲の志を描いたともされる同曲には、そうした当時の芸風が見事にマッチングしていると評しても過言ではあるまい。アラウのピアノ演奏は、卓越した技量は当然であるが、派手さや華麗さとは無縁であり、武骨とも言えるような古武士の風格を有していると言える。他方、ジュリーニの指揮は、いささかの隙間風の吹かない、粘着質とも言うべき重量感溢れる重厚な演奏の中にも、イタリア人指揮者ならではの歌謡性溢れる豊かな情感が随所に込められており、アラウの武骨とも言うべきピアノ演奏に若干なりとも潤いを与えるのに成功していると言えるのではないだろうか。いずれにしても、本演奏は、ジュリーニ、アラウともに、後年の演奏のようにその芸術性が完熟しているとは言い難いが、後年の円熟の至芸を彷彿とさせるような演奏は十分に行っているところであり、両者がそれぞれ足りないものを補い合うことによって、いい意味での剛柔のバランスのとれた名演に仕上がっていると評価したいと考える。この両者が、例えば1980年代の前半に同曲を再録音すれば、更に素晴らしい名演に仕上がったのではないかとも考えられるが、それは残念ながら叶えられることはなかったのはいささか残念とも言える。音質は、1960年のスタジオ録音であり、数年前にリマスタリングが行われたものの、必ずしも満足できる音質とは言い難いところであった。ところが、今般、シングルレイヤーによるSACD盤が発売されるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、音圧、音場の幅広さのどれをとっても、従来CD盤とは段違いの素晴らしさであり、あらためて本演奏の魅力を窺い知ることが可能になるとともに、SACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、ジュリーニ、そしてアラウによる素晴らしい名演を超高音質のシングルレイヤーによるSACD盤で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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