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(Berio)Clarinet Sonata No.1, (Glanert)4 Ernste Gesange : Kari Kriikku(Cl)Michael Nagy(Br)Olari Elts / Helsinki Philharmonic

Brahms (1833-1897)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ODE1263
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ブラームス作品の編曲集
グラナート、ベリオによる管弦楽版


ブラームスの名作に、現代の2人の作曲家が魅力的なアレンジを施した作品集。ヘンツェに学び、『カリギュラ』や『リヴァイアサン』などの多数の舞台作品の作曲家として知られるデトリフ・グラナート[1960-]は、ブラームスの晩年の名作、バスとピアノのための『4つの厳粛な歌』を管弦楽伴奏に作り変えた上で、各々の曲に『前奏曲』を付け加えるという試みを行いました。ブラームスと同じくハンブルクに生まれたグラナートは、自身の性格を「北ドイツ特有の憂鬱はブラームスとの深い関係を感じる」と言い、この作品にも深い思い入れを持っているとのことで、原曲に漂う厭世観と厳しさを強調、劇的な前奏曲(プロローグとも言える)を付け加えた共感あふれる音楽として成立させています。この作品はケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団とディートリヒ・ヘンシェルによって2005年に世界初演が行われました。同じくグラナートの『はるかなる土地』も、ブラームスの第4交響曲にインスパイアされた作品。とは言え、実際に聴いてみるとブラームスというよりもリヒャルト・シュトラウスの『サロメ』を思わせる嵐のような音響に満ちた興味深い1曲です。
 クラリネット・ソナタの管弦楽版は、1986年にロサンジェルス・フィルハーモニーがルチアーノ・ベリオ[1925-2003]に編曲を依頼した作品。ベリオは原曲を損ねることなく、作品全体を丁寧にフル・オーケストラのスコアに落とし込み、25分間のクラリネット協奏曲へと仕立て上げています。
 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するオラリー・エルツはこのアルバムがONDINEレーベルへの2枚目の録音となる、エストニアの指揮者です。2000年、ヘルシンキのシベリウス国際指揮者コンクールにて優勝。その後、ラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者に就任し、2011年から2014年まではヘルシンキ・フィルの首席客演指揮者を務め、現在はエストニア国立交響楽団の首席客演指揮者をはじめ、幅広く活躍しています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. グラナート:バリトンと管弦楽による『前奏曲と厳粛な歌』(原曲ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121)(1896/2004/2005)

 第1番:前奏曲 Agitato
 第1番:世の人に起こることは獣にも起こる
 第2番:前奏曲 Andante
 第2番:ここにわれ身をめぐらして、全ての虐げを見たり
 第3番:前奏曲 Quasi allegretto
 第3番:おお死よ、いかに汝は厳しいことか
 第4番:前奏曲 Adagio
 第4番:たとえわれ人の言葉、天使の言葉もて語るとも
 後奏曲 Andante

2. グラナート:はるかなる土地 (2013)
3. ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番へ短調 Op.120-1(ベリオ編曲管弦楽版)(1894/1986)


 ミヒャエル・ナジ(バリトン:1)
 カリ・クリーク(クラリネット:3)
 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
 オラリー・エルツ(指揮)

 録音時期:2014年11月24,25日(1)、2016年6月2-4日(2,3)
 録音場所:ヘルシンキ・ミュージック・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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