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Bach: Cello Suites & Beethoven: Complete Cello Sonatas Shafran (4 CDs)

Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CDVE04257
Number of Discs
:
4
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

シャフラン/バッハ:無伴奏チェロ組曲&ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集

ロストロポーヴィチと共に旧ソ連を代表する名手、ダニール・シャフラン[1923 レニングラード〜1997 モスクワ]は、レニングラード・フィル首席チェロ奏者の父のもと、6歳からチェロを始め、9歳でレニングラード音楽院に入学、10歳でチャイコフスキーの『ロココの主題による変奏曲』を演奏してデビューという早熟の天才。14歳になると、全ソ連弦楽器コンクールに優勝し、このとき、彼が生涯愛奏し続けることになる1630年製のアマティの銘器を贈られることに。
 1940年にレニングラード音楽院を卒業したシャフランは、その後、モスクワ音楽院で1943年まで研鑽を積み、1944年以降は、演奏家として活動するようになりますが、チャレンジ精神は健在で、1949年、ブダペストのコンクールでロストロポーヴィチと共に優勝、翌1950年にはプラハの春国際音楽コンクールでも、同じくロストロポーヴィチと共に優勝して大きな注目を浴びます。
 以後は、ヨーロッパやアメリカ、アジアへもツアーをおこなって世界的に活躍したシャフランですが(日本へは1964年から89年にかけて6回来日)、1975年に亡命したロストロポーヴィチと違って、シャフランは生涯、ソ連(ロシア)のチェリストであり続けました。
 シャフランの芸風は、表情付けのはっきりしたよく歌う濃厚なものですが、まろやかで美しい音色と、フレージングの巧みさゆえに、その演奏はエレガントであるとも称えられていました。
 当セットに収められたバッハとベートーヴェンは、板起こしのCDがすでにDOREMIからリリースされていますが、今回は本家ロシアのマスターテープを使用しているため、音質には大いに期待が持てます。

・バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲
 ダニール・シャフラン(チェロ)
 1969-1974年録音

・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲
 ダニール・シャフラン(チェロ)
 アントン・ギンズブルグ(Pf)
 1971年録音

【シャフラン関連記事】
⇒許光俊の言いたい放題「驚異のシャフラン」

Customer Reviews

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曲によって音場の違い(特に第1番と他の曲...

投稿日:2010/10/09 (土)

曲によって音場の違い(特に第1番と他の曲)があり若干違和感がありますが、演奏は朗々とチェロを鳴らして推進力のある演奏です。リズムのとりかたや強弱のつけ方に独特のものがありますが、決してわざとらしいものではなく、全体としては雄大でいい演奏だと思います。録音は現在のものと比べれば鮮明さに欠けますが鑑賞としては全く問題になりません。

STRAD さん | 千葉県 | 不明

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無伴奏で必ず避けて通れないのが、完璧な技...

投稿日:2009/07/15 (水)

無伴奏で必ず避けて通れないのが、完璧な技巧である。特に後半6番辺りで、どのチェリストを聴いていても、その苦しい演奏にもかかわらず、今まで無理に録音されている。例えるならば、シンクロで、どうしても日本がロシアに勝てない風景と同じである。しかし、シャフランの芸風はここぞ聴きどころである。この魅力あるロシアの強靭なバッハ弾きの前では、現代のチェロ弾きでは、不可能な領域である。

まさやん さん | 東京都 | 不明

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