…今作の特徴的アクセントは、南米アンデス地方の音楽要素…
単純に、カッコイイ、美しい…益々、アナ・ティジュの音楽が好きになる…
そんな全17曲54分。
フランス生まれのチリ人ヒップホップ系ミュージシャン
Ana Tijoux(アナ・ティジュ)は、
毎週聴いているNPRのAlt.Latinoのお気に入りアーティストの一人なので、
番組内で曲がよく紹介されていて耳にする機会が多くて、
あと、NPRの「Tiny Desk Concert」ってシリーズでも、2010年夏に、
「Ana Tijoux: Tiny Desk Concert」
っていう8分程のミニコンサート動画と音声が無料公開されていたり…
っていうのが、
自分がアナ・ティジュという人の存在を知って馴染んだキッカケ。
そんな中でも、Alt.Latinoの2012年5月の、
「Guest DJ: Ana Tijoux Talks Hip-Hop, Chilean Politics And Being Married To Jazz 」
という放送回では、ゲストで登場して、
彼女の生い立ちや、どんな音楽を聴いて育って影響を受けたか、
とか、色んな音楽を聴くが、ジャズが好きで、
最近超お気に入りのアルメニア人ジャズピアニストがいる件、他、
政治的や社会的な問題に関して歌うことに関して、とか…
色々と語っているのが肉声で聴けて、
より興味が湧いて…
更に2年後2014年3月には、
「Live From SXSW: Ana Tijoux, ’We Are Crazy As A Species’」
という放送回があって、
毎年3月恒例のテキサス州オースティンでのSXSWの会場での、
公開収録で、たっぷりと話を聴いたり曲を聴いたり…
という、
その2014年の放送の頃に発売になったのが、この「Vengo」で、
ずっと気にはなってたんだけど、
最近やっと、入手して聴く縁が巡ってきて、
第一印象としては、単純に、カッコイイ、の一言かも…
先ず、
前のアルバム「La Bala」の時も、1曲目2曲目に、
インパクトが強い曲が配置されてたけど、
このアルバムでも、
「Vengo」「Somos Sur」「Antipatriarca」
とインパクトの強い曲で始まったな、という印象…
特に、1曲目でアルバム表題曲の「Vengo」
と3曲目の「Antipatriarca」は、
南米アンデス地方の民族音楽要素を取り込んだヒップホップ系、
という感じで、パンフルートのアクセントが印象深かったり、そして、
2曲目の「Somos Sur」は、
アラビア語でヒップホップ音楽をやる
Shadia Mansour(シャディア・マンスール)
というパレスチナ系英国人女性ミュージシャンとコラボしていて、
あぁ、そんなミュージシャンがいるんだな、
ってことでも、へぇ、と思ったり…
あと、一方で、アルバム終盤の「Emilia」は、
上述の放送のインタビューでも語られていたけれど、
前作「La Bala」(2012)からこの「Vengo」(2014)の間に、
アナ・ティジュは2人目の子供を2013年に出産して、
その赤ちゃんの名前がエミリアで、その女児の赤ちゃんを歌った歌は、
優しく包み込むような歌声と曲調で、これはこれで印象深いな、
と思ったり。
中盤にはR&Bやソウル系または、それらとヒップホップの融合系
の曲もあったり、また、
アンデス地方の音楽要素が取り込まれた別の曲が数曲あったり…
終盤には、レゲエとヒップホップの融合系の曲もあったり…
そんなこんなで、今回のアルバムも、序盤の
「Somos Sur」や「Antipatriarca」や「Somos Todos Erroristas」
みたいに曲名からして政治問題や社会問題を扱ったメッセージを含む曲
から、生まれたばかりの娘を歌った「Emilia」のような曲まで、
全体を通して聴いてみれば、
バラエティに富んでいて、でも「La Bala」の時とは違う形での多様さ、
って感じで、今回のコレで益々、
アナ・ティジュの作品に魅了されたな…と…
自分は今回縁が巡ってきて、「La Bala」と「Vengo」とを入手して、
って感じでじっくりと聴いてみたわけだけど…
コレを機会に、アナ・ティジュの今後の作品だけでなく、
これらより過去の作品にも、注目して、色々と聴いてみようかな…
と、そんな気分にもなったので、
入手して聴いてみて、の個人的満足度は大です。