発表当時はまだ学生でHMばかり聴いていたので、正直甘ったるい、軟弱な音楽と決めつけていて、聴かず嫌いだった。社会人になりあらためて聴いたらこれが素晴らしくそれこそ日本で発売された初期３枚は完全に愛聴盤になりました。美しい音楽で爽やかな気持ちになりたい方は絶対にお勧めです。

エア・サプライはアルバム『news from nowhere』を一番よく聴いていただけに、収録曲の「Always」「Unchained melody」を再現したこのライヴ盤(2曲のみスタジオ録音) は相当染み入るものだった。このライヴではヒッチコックの高音がまだギリギリ大丈夫な状態。3曲以外はすべてグラハムが作曲した曲。そのどれもが、容易に忘れる事ができない美しいメロディーを持っている... 彼の作曲家としての底力を改めて確認できた。

「ＣＤを５枚だけ残せ」と言われれば、本作は絶対外せない、それ程のベスト盤であり名盤でもあると思う。とにかく癒されるし、聴いていて気持ちがいい、ドライブにも合う、いい曲ばかり、と文句のつけ様がありません。一生聴ける作品の一つです。