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サリエーリ 生涯と作品 モーツァルトに消された宮廷楽長 新版

水谷彰良

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784835456249
ISBN 10 : 4835456246
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan

Content Description

1,400万DLを突破した大人気スマホゲーム
“Fate/Grand Order”の人気キャラクターとして大注目のサリエーリ。
FGOファンからの熱いリクエストで日本で唯一の「サリエーリ伝」 がついに復刊!!

彼は本当にモーツァルトを殺したのか?
知られざる作曲家の真実の姿とは…。

映画「アマデウス」では、天才モーツァルトを嫉妬に狂って毒殺した凡人として描かれたアントーニオ・サリエーリ。人気のスマホゲーム「Fate/Grand Order」でも、復讐者のサーヴァントとして登場している。

18世紀ウィーン音楽界で、孤児から宮廷楽長にまでのぼりつめ、ベートーヴェン、シューベルト、リストなど多くの逸材を育てた大作曲家であるサリエーリ。
晩年、モーツァルト毒殺の犯人に仕立て上げられた彼の「真実の姿」を、イタリア・オペラ研究家として名高い著者が、確かな検証と詳細な研究により、余すところなく描き出す。

日本で唯一と言えるサリエーリ伝。第27回マルコ・ポーロ賞受賞作品。

このたび、さらに新たな事実を加えた充実の20ページ増補改訂新版として復刊。
「サリエーリ全作品目録」「サリエーリ年譜」「ディスコグラフィ」など資料性も高い。

▼目次
第1章 誕生から宮廷作曲家就任までの歩み
第2章 オペラ作曲家としての名声の確立
第3章 モーツァルトとの確執とサリエーリの円熟
第4章 モーツァルトとの和解とオペラ作曲家としての危機
第5章 オペラ作曲家の終焉
第6章 教育者としての活動と晩年の日々
第7章 モーツァルト毒殺疑惑に汚された最晩年と死
補章 現代のサリエーリ復興
付録1 ヴィーンにおけるイタリア・オペラ上演
付録2 イタリアにおけるサリエーリ作品の流布
サリエーリ年譜
ディスコグラフィ
サリエーリ全作品目録ほか

※本書は、2004年に音楽之友社より刊行されたものを増補改訂・再編集して復刊するものです。

【著者紹介】
水谷彰良 : 1957年東京生まれ。音楽・オペラ研究家。日本ロッシーニ協会会長。『サリエーリ』で第27回マルコ・ポーロ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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以前のバージョンを購入しています。映画「...

投稿日:2021/04/15 (木)

以前のバージョンを購入しています。映画「アマデウス」でのサリエリ像を期待していると肩透かしを食らってしまいます。古典派の1人の作曲家として捉え、本書を読む限り期待を裏切ることはないと思います。モーツアルトが生きた時代の情勢や同時代の作曲家の情報も若干得られます。ポルポラなんて言う作曲家は、本書で初めて名前を知りました。このような著書には作品目録が付いていることが多いのですが、旧バージョンでは目録がなく、本文中に一部の作品への言及がある程度でした。新バージョンでは目録が付いているとのことなので再投資しました。

またたび度々 さん | 宮城県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • チョコ

    映画『アマデウス』で、モーツァルトを殺したのは私だ〜っと言うシーンが印象的過ぎて、「嫉妬の人」のイメージしかなかったけれど、モーツァルトの死には全く関係なく、むしろ、モーツァルトのお葬式に参列した数少ない1人。 モーツァルトはなかなか世間から認められなかった時に既に宮廷楽長をしていたのだから格も違う! 後進を育てるべく、様々な人に自分の出来うる限りの事をしてきた素晴らしい人でした。モーツァルトの息子の推薦状を書いてあげたり、ベートーヴェンやシューベルト、リストもこのサリエーリに学んでいた!毒殺説ひどい〜

  • まこ

    当時、ヨーゼフ2世を中心に花開くヨーロッパの音楽文化を紹介すると同時に、その中にサリエリ先生は確かにいた。演奏・声楽で多数の弟子を輩出し援助も惜しまない、この人、先生の鏡だよ。晩年のモーツアルト暗殺疑惑は先生に対する悪い意味での名誉税だし、そのせいで先生の研究資料がほとんどないのは残念だよな。新版ではサリエリ先生の音楽が近年、どのように演奏され評価されたのかも詳しく紹介。あとがきでFGOに触れちゃいますか、水谷先生。

  • 佐月

    映画『アマデウス』を鑑賞する前に、サリエーリの第一印象をフィクションに引きずられないように購入して読んだ。その判断は正解だった。映画『アマデウス』の人気により「嫉妬でモーツァルトを毒殺した凡庸な作曲家」のイメージが大きく広がってしまったサリエーリの実像を、膨大な資料をもとに描き出している。収録されている情報量の多さも素晴らしいが、サリエーリのことを学ぶ為の資料についても後半に詳しく記されていて、読めて良かった1冊である。著者の情熱とサリエーリの敬意にも心を打たれた。

  • yasu hytm

    図書館で見かけて読みました。サリエリがどういう人となりだったかを知れればという程度だったので、そういう意味ではちょうどよかったです。吉良上野介がどういう人物だったのかという感じですね。後世に残るほどの作品はないわけですし、毒殺したかどうかも興味が無いので、そのへんは飛ばしました。

  • ekoeko

    宮廷楽長にのぼりつめ、ベートーヴェンやシューベルトを育てたサリエーリだがモーツァルトの才能に嫉妬したとして毒殺の犯人にされてしまう・・・。音楽家の伝記は今までに読んだことがないジャンルだと気が付いた。でもどこで植え付けられたのかサリエーリがモーツァルトをいびる怒りっぽい嫌な人間というイメージはあったのでこの本を読んで自分の認識の間違いに気が付いた。オペラのあらすじがたくさん掲載されていて音楽の専門書として貴重な本だと思う。

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