Books

文豪たちが書いた怪談

彩図社編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801304482
ISBN 10 : 4801304486
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「怪夢」は『ドグラ・マグラ』を彷彿とさせる。父親の向上を継いで狂った男はそこで過去の自分を見る。向上心があるが他者の人格を犠牲にして自分の利益を得ようとする自分を殺した男。しかし、過去の自分を殺したら今の自分は消えてしまう筈。どこからどこまでが狂人の夢なのか?「心中」は再読。厠に行くまでの暗がりを進む道行、そして手水場から聞こえるひゅうひゅうという音は手に汗を掻く程、怖い。だが、それを凌駕する音の正体に別の意味で凍ってしまう。芥川龍之介の「沼」の生死の陰鬱な美しさを湛えた描写に対し、遺作の「凶」の生々しさ

  • sin

    夢野・労働者達からの冷たい視線、加えて揶揄、移し身に隔離されて狂乱す。森・落とし話「ひゅうひゅうと云うのだろう」芥川・自死の仄めかしか?室生・四十九日の帰宅、淵の怪。小酒井・和尚の懺悔一転、きつい機転。村山・ゲテモノ、究極の悪食。太宰・少女の潔癖、父親の過ち。谷崎・さんざっぱら引き摺り廻しておいて、尻切れトンボな結末。小泉・和尚、例え任した納所が下手と云えども過失は過失。小川・田舎の子らの、丁寧な物言いが可笑しい。海野・これぞ、荒唐無稽。江戸川・「ティンダロスの猟犬」其は角度から侵入すると云うが、逆に…。

  • しゅてふぁん

    怪談といえば幽霊!と思っていたらちょっと違った。なんか気色悪い話がいっぱいで、、、乱歩はまぁ、そうだよね。呪詛や狂気、カニバリズムなんかもあってお腹いっぱい。谷崎の『人面疽』はこの後どうなるんだろう。小酒井不木の『死体蝋燭』では和尚さんの話をそのまま信じていいの?なんかもう、読後感微妙な作品が多すぎる。もしや読後感も含めて怪談なの⁈

  • みやび

    小泉八雲の「耳無芳一の話」と江戸川乱歩の「鏡地獄」のみ再読。怪談と言っても作家によって切り口が全く違うので、どの作品もとても興味深く読めた。好きだったのは、森鴎外の「心中」と小酒井不木の「死体蝋燭」。どちらも気味が悪くゾクゾクするも、結末は別の怖さが待っている。特に「死体蝋燭」は、ラスト一行の描写によって和尚の言葉の印象が変わり、余計に怖さが増した。海野十三の「俘囚」はとにかくグロテスクな気持ち悪さと異常さに嫌悪感。いずれにしても、文豪の書く世界はやはり一筋縄ではいかないものです。

  • くまちゃん

    文豪の方たちもホラーに挑戦していたのですね。知らない話も多かったです。海野十三「俘囚」谷崎潤一郎「人面疽」小泉八雲「耳無芳一の話」が怖かった

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items