戦後、高度経済成長を実現するまでに、多くの人にどれだけ苦労があったのか、考えさせられる作品です。ストーリーは第1巻の戦後直後からようやく10年がたちますが、これからの展開が更に楽しみです。

第二部に入っても大和田秀樹さんの筆とセリフは好調。戦後日本政治史を振り返る勉強ができます。なお、巻末の読み切り特別作品「外伝大蔵大臣田中角栄」も爽快です。DAIGO（内藤大湖）氏に似たキャラが祖父を演じている（？）のも一興です。

既に第５巻になり、サンフランシスコ講和会議まで進みました。講和と安保。今まさに深く知っておくべき知識です。学生時代に日本史で習ったことが、ドラマティックなコミックにより鮮烈に頭の中に展開します。大和田秀樹氏の代表作となりそうです。

迫力のあるキャラクターがぶつかり合って、戦後史をドラマチックに描いています。「楽しい甲子園」を超えた大和田氏の代表作になるのではないでしょうか。

大和田秀樹氏の最高傑作と思います。一見野球漫画に見えますが、まともな野球をしている部分がなく、政治家・芸能・信長キャラ・釘バット・少女漫画・料理人・関西人など広い範疇に及ぶ混沌とした大和田ワールドの原点が味わえます。10年以上前にこの第４巻が店頭に寂しく1冊だけ置いてあるのを見て大和田氏をはじめて知り、以降全巻（1〜5巻）を揃えたのですが、第４巻は特に面白い部分でした。

これほど面白いコミックはなかなか出会えません。ヒーロー像も興味深く、読んでいて痛快です。野球漫画に見えて、実は野球漫画の枠を大幅に超えています。

恐らく誇張はあるものの、池田勇人氏をはじめ吉田茂氏・佐藤栄作氏など戦後日本を作り上げてきた政治家の業績や偉大さを肌で感じることができるコミック。この第２巻は当時の日本を取り巻く国際情勢や経済状況が分かりやすく詳細に描かれており、勉強になります。

たまたま見つけた本ですが、日本戦後史を味わうのに興味深い作品です。大和田秀樹氏は15年ほど前に「楽しい甲子園」（ギャグ漫画ですが質の高い代表作だと思っています）で不思議な世界観を提示していた漫画家ですが、今回政治家を実名で取り上げて、奥深い作品を創ろうとしている姿勢が伺えます。昔から政治家がカタカナで登場(実像とは違うキャラ）する作品が多いようですが、今回は漢字で登場して実像にも迫ろうとしているようです。

ガンダムと言えばアムロとシャアくらいしか知らない私。ですが、漫画に笑っちゃったのでこちらも買ってみました。まあ下ネタが多い、裸(シャアさんの)も多い(しかたないか)。ことわざとセットで１ページマンガが挿入されてますが、ことわざの本来の意味と関係ないです(笑)巻末に「ヒヨコdays」というマンガが収録されています。彗星ヒヨコさん好きです。

いままで読んだコミックのなかで面白さ上位に属する作品。高校野球の設定ですが、もはや野球マンガではなく、俗世を超越した野球をよく知らないキャプテンの荒唐無稽なカリスマぶりが面白いです。バースを神様とあがめるマネージャーなど、キャラクターが滑稽です。