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燃えつきるまで

唯川恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344406513
ISBN 10 : 4344406516
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2005
Japan

Content Description

恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる。失恋を受け入れられず、苦しむ怜子は、最優先してきた仕事も手に付かず、体調を崩し、精神的にも混乱する。そして、友人の「好意」から耕一郎に関するある事を知らされた怜子は…。絶望から再生までを描き、誰もが深く共感できる失恋小説。

【著者紹介】
唯川恵 : 1955年金沢市生まれ。金沢女子短期大学を卒業後、銀行勤務を経て作家に。2002年「肩ごしの恋人」で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mmts(マミタス)

    恋愛小説の王道ですから、かなりボロボロになるほど読み漁りました。唯川恵さんは恋愛絡みで傷心している女性、その心理描写が素晴らしく読み応えを感じました。たしかに二十代前半の失恋、三十路を挟んでいる失恋は違いますもんねぇ。ここに事情は書けませんが、かなり共感しました。きっと女性ならば経験することではないかと。自暴自棄になるケースはあると思いました。しかし、"幸福=恋愛、結婚、出産"とは限りません。誰しも自分自身に合った幸福に出会えますように。もちろん、全てに年齢制限はありませんし。きっと失恋は癒されますよ。

  • ミッフー

    5年も続いた彼氏から突然別れを告げられ身も心もボロボロになり、それでも最後は明日への希望を抱く三十路女性の物語📖女性向け失恋時対処法本と言っても良いのかな🤔ストーカー的な状況になるまで堕ちていくが、それって女に限らず男である僕にも過去よく似た出来事も😅狂気にも似た嫉妬は男も女も関係ありませんよ😜それにしても、女性だから分かる女のズルさや嫌らしさが見事に描かれてる同本✨この本をもし思春期の頃に読めてたならば、女性=清潔・純粋って穿った先入観持つことなく女性に対し青春期に悩む事もなかったのにな〜僕😓

  • アッシュ姉

    五年間付き合ってプロポーズもされた彼に突然振られてしまった主人公。三十一歳を迎えて仕事も恋も順調そのもの、そろそろ結婚かと思っていた矢先の出来事に立ち直れないほどショックを受ける。感情のコントロールが効かなくなっていく様が痛々しい。読み始めは恋愛小説、途中ちょっとサスペンス、最後は失恋小説。イライラ、ハラハラ、終わりはジーン。前半はじりじりと長く感じたが、後半は一気で気づけば半日で読了。さすが唯川さん!

  • ひめか*

    結婚する予定だった、付き合って5年の彼氏に急にフラれて別れることになる。結婚を前に長年付き合った人に急に別れを切り出される境遇が、自分と同じだったから、前半は共感した。長く付き合ってても別れは一瞬…私は全く生活に支障をきたすことなく吹っ切れたが、怜子は違う。仕事も手につかず体調を崩し、挙げ句の果てにしてはいけないことまでしてしまう。恋や嫉妬は人を変えてしまう、恐ろしい。そんな暇あったら自分のことを考えろと思う。無言電話の相手と通じ合った最後は少しほっとできた。少しは我に帰り、前を向いていけそうで良かった。

  • ナマアタタカイカタタタキキ

    邪悪な炎の燃え尽き方は、思いの外清々しかった。このようなプロセスを経て、初めてその恋は終わったといえる。失恋のどうしようもない痛みを抱えながら生きるということは、刑務所の塀の上を覚束無い足取りで歩くようなもので、怜子側に転ぶか、恭子側に落ちるか、その差は紙一重、誰しもいずれの可能性も孕んでいる。ギリギリのところで身を翻してはいるものの、半ば狂気に呑まれてしまっていた怜子の奇行を、自分がしないと言い切れるだろうか。まあ、現実の女性とはもっと強かで、ここまで落ちぶれる前に引き返せる人が殆どなのかもしれないが。

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