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僕が愛したすべての君へ ハヤカワ文庫ja

乙野四方字

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150312336
ISBN 10 : 4150312338
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan

Content Description

人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代―両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦は、地元の進学校に入学した。勉強一色の雰囲気と元からの不器用さで友人をつくれない暦だが、突然クラスメイトの瀧川和音に声をかけられる。彼女は85番目の世界から移動してきており、そこでの暦と和音は恋人同士だというのだが…並行世界の自分は自分なのか?

【著者紹介】
乙野四方字 : 1981年大分県生まれ。2012年、第18回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞した『ミニッツ―一分間の絶対時間』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ハッシー

    【2冊同時並行読み】▶幸福な「僕」と不幸な「僕」が生きた並行世界の物語。幸福な僕は不幸な君の分まで幸せになる。どんなに幸福であっても不幸になることを忘れてはならない。一人の女性を守るため、僕の一生を捧げる。これは始まり、あるいは終わりの物語。

  • オセロ

    平行世界に人々が行き来している現象が確認された世界を舞台に、余命1ヵ月の高崎暦に残された謎のメッセージから始まる物語。 平行世界が存在するからこそ生まれる悩みや事件なんかもある一方で、愛する人との出会いは尊いもので。そして謎のメッセージの場所に現れた謎の人物とは果たして…

  • dr2006

    この世界は無数の並行世界が実在していて、人の意識は無自覚に並行世界の自分と入れ替わっている。近くの並行世界への移動は、ここに仕舞ってあったはずの物がない、探したはずの場所から何故か出てきたという様な記憶違いや物忘れといった現象を引き起こしている。並行世界を証明する研究が進む中、幼少期に離れた並行世界への移動を体験していた主人公高崎暦は、隔度85番の並行世界から移動してきた瀧川和音と出会う。和音は85番の歴の恋人だと言い、同級も会話すら無い現世界との違いに驚く。流石ハヤカワJA、理系脳を擽り、引き込まれた!

  • nobby

    幸せな物語を求めて『君』に続いての『僕』。思ったより補足とかリンクの要素は少なくて、これはある並行世界の〈僕〉暦が紡ぐ人生。『ずるい』なるほど、そこには幸せがたくさん感じられる。『なんで、そっちだけ』それは1%の外れを引いてないから...個人的に幸せというより軽めに感じたのは和音のキャラにあまり感情移入出来なかったからかな...同時に世界観の解説や具体的な数字をあげての移動など読むのは心地よい。ラストでの〈俺〉が埋め込んだ謎のスケジュールが導いた奇跡にはホッコリ♬「名乗るほどの者ではありません」はお見事!

  • 芳樹

    『君を愛したひとりの僕へ』での暦の共同研究者だった瀧川和音がヒロイン。確かにこちらを後に読んだ方が読後感が清々しいし、幸せな気持ちになれますね。「並行世界の自分は自分なのか?」という命題に思い悩む暦が、「可能性ごと愛する」に至る場面には、こちらも全てが腑に落ちたような爽快感がありました。『君を』の暦が本懐を遂げられたかどうかは、彼の名字が違うことから解釈すれば良いのかな。だとすれば全て報われたことになるね。良かった…。SF色が濃かった「君を」に対して、こちらはより恋愛物語色が強く出ている作品でした。

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