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Piano Concerto, 9, 10, 19-27, : Larrocha(P)C.davis / Eco Previn / St Luke's O +sonata K, 448,

Mozart (1756-1791)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
19439709642
Number of Discs
:
6
Label
:
RCA
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description


20世紀モーツァルト演奏史に残る極めつけの名演ぞろい
「ピアノの女王」と称された名手ラローチャ最大の遺産


完全生産限定。スペイン音楽だけでなく「モーツァルト弾き」としても最高の賛辞と評価を得ていたスペインの名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ。空前のモーツァルト・イヤーとなった1991年に、コリン・デイヴィス指揮イギリス室内管とスタートしたピアノ協奏曲の録音は、1993年までに後期の第20番〜第27番の7曲と第9番『ジュノーム』・第19番を網羅し、さらに1993年にはニューヨークでアンドレ・プレヴィン指揮するセント・ルークス管との『2台のピアノのための協奏曲』と『2台のピアノのためのソナタ』が収録されています。1991年に完成したピアノ・ソナタ全集と共に、幸福感にあふれ、一音一音に生命感がみなぎるモーツァルト解釈であり、「モーツァルトならではの明朗さ、優しさ、機知、そして深み、それらのすべての要素が、いかなる誇張もなく、淡々と流れる。しかも、それはけっして無個性ではなく、どこかにラローチャという、・・・香りとも呼びたいものに満たされている」と絶賛された、ラローチャ最晩年の輝きを美しく刻印した名盤です。
 このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。(輸入元情報)

【収録情報】
アリシア・デ・ラローチャ/モーツァルト:ピアノ協奏曲集


Disc1
1. ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
2. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467

Disc2
1. ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
2. ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491

Disc3
1. ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
2. ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』

Disc4
1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
2. ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

Disc5
1. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
2. ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459

Disc6
1. 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365
2. 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448

 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 サー・コリン・デイヴィス指揮、イギリス室内管弦楽団(Disc1-5)
 アンドレ・プレヴィン指揮&ピアノ、セント・ルークス管弦楽団(Disc6-1)
 アンドレ・プレヴィン(ピアノ:Disc6-2)

 録音:1991〜1993年(デジタル)

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Comprehensive Evaluation

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 ラローチャのモーツァルトピアノ協奏曲は...

投稿日:2022/03/02 (水)

 ラローチャのモーツァルトピアノ協奏曲は、1975年頃にショルティ、ロンドンフィルと入れた「25、27番」、1980年頃にユリ・シーガル(ウリエル・セガル)、ウィーン響と入れた「19、22番」(いずれもデッカ)が知られている。実はショルティとは85年に「24、26番」も入れているが、この頃にRCAに移籍が決まり、このコリン・デイヴィス指揮との録音が始まったため、「24、26番」はお蔵入りとなり、数年前にショルティ指揮の25、27とともに販売された経緯がある。  デッカに録音した上記6曲も、なかなか良い演奏だったが、いかんせん録音がイマイチで、ピアノがかなり痩せた音で遠目に小さく録音されていたのが残念だった。 このデイヴィスとの録音は、その点、ピアノが豊かな音で録音されており、デイヴィスの指揮も良いので、ラローチャのモーツァルトピアノ協奏曲としては、こちらの方を採りたい。  デイヴィスの指揮は、モーツァルトを得意としていただけに、とてもナチュラルで潤いに満ちた伴奏である。ここぞというときの緊迫感、迫力も十分である。  ラローチャのピアノは、どちらかというとロマンティックなもので、昔風といえばそうかもしれないが、芯の通った美音でなかなか魅力的な演奏である。テクニック的にも万全で、どこをとっても危なげない。モーツァルトの音楽の持つさまざまな感情表出において、ベテランならではの技を感じさせる。  指揮共々、シャープで現代的な演奏とはいえないかもしれないが、こういうまったりしたモーツァルトを好む人にはお勧めしたいCDである。

kadoshin さん | 東京都 | 不明

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モーツァルトの後期ピアノ協奏曲集は意外と...

投稿日:2021/07/11 (日)

モーツァルトの後期ピアノ協奏曲集は意外と漏れが無く揃っているものが少ない中、ラローチャは比較的短期間に集中して録音されたため、音色や解釈にばらつきが無く、優しさに満ち溢れていて好感が持てる。 ディヴィスの伴奏もとても丁寧で、でしゃばることなくラローチャを支えている。

チバリスト さん | 千葉県 | 不明

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モーツァルトのピアノ協奏曲はたくさん聴い...

投稿日:2020/05/24 (日)

モーツァルトのピアノ協奏曲はたくさん聴いてきたけれど、この晩年のラローチャの演奏は本当に素晴らしい。一言で表現すれば、「ピアノが歌っている」ようなのだ。ひとつとして弾き飛ばされている音符はなく、落ち着いたタッチで細かく抑揚と表情をつけながら、まるでベテランの美声のソプラノ歌手が歌うアリアのように、歌い上げられている。繊細で、チャーミングで、美しい。モーツァルトは交響曲や室内楽をたくさん書いたけれど、なんといってもオペラの人であり、その音楽に宿るリズムやテンポや和声の魅力の本質には「歌」がある。少なくともこの点において、ラローチャほど核心をとらえた演奏を私は知らない。オーケストラも好サポート。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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