Piano Concerto No.9, Symphony No.23, Aria, etc : Greilsammer(P)/ Geneve Chamber Orchestra, Zazzo(Ct)+D.Dchuler : In-Between

鬼才が放つこだわりのモーツァルト・アルバム

鬼才ピアニスト、デイヴィッド・グレイルザンマーによるソニー・クラシカル第２弾は、彼が得意とするモーツァルト・アルバムです。グレイルザンマーは幼少からモーツァルトに魅せられ、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を１日で弾ききるチクルスは彼のトレードマークとされています。「naive」レーベルから発売された２枚分の協奏曲集も批評家にセンセーションを巻き起こし、高い評価を得てきました。
　このアルバムでは、2011年より音楽監督を務めるジュネーヴ室内管弦楽団との共演で、ピアノ協奏曲の中でも初期の傑作として有名な『ジュノーム』と、知られざる秘曲とでもいうべき交響曲第23番や『ミトリダーテ』からのアリアなどを組み合わせているのが特徴。さらに『ターモス』の曲間に挿入されたデニス・シューラー[1970-]の作品は、モーツァルトばかりの中にピリッと辛いわさびのような響きを取り入れることによって、グレイルザンマー的モーツァルト演奏の推進力を引き立てることに成功しています。（SONY）

【収録予定曲】
モーツァルト：
・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
・交響曲第23番ニ長調 K.181
・英雄劇『エジプト王ターモス』のための幕間音楽 K.345より第2曲、第5曲
・歌劇『ポントの王ミトリダーテ』 K.87よりアリア『執念深い父がやってきて』

デニス・シューラー：
・『In-Between』

　デイヴィッド・グレイルザンマー（ピアノ、指揮）
　ローレンス・ザッゾ（カウンターテノール）
　ジュネーヴ室内管弦楽団

　録音時期：2011年11月14-17日
　録音場所：スイス、ラ・ショー＝ド＝フォン
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）