CD

Piano Concertos Nos.10, 27 : Gilels(P)Bohm / Vienna Philharmonic, Elena Gilels(P)

Mozart (1756-1791)

User Review :4.5
(7)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG5355
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

Universal Japan Rubidium Clock Cutting pressing. 2015.

Track List   

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Comprehensive Evaluation

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 2台の〜,素晴らしい! 親子だからとか...

投稿日:2012/02/15 (水)

 2台の〜,素晴らしい! 親子だからとかどうとかは関係なく,この2台のピアノはピッタリ揃っている。「娘が足を引っ張っている」なんて評する人は,どっちが親で,どっちが子かも分からぬまま恐らく思い込みでそう言っているのでしょう。“子供には優しく,大人には難しい”音楽ですから,その“難しさ”が奇跡的に揃ってしまったのかもしれません。そして,お祖父ちゃんぐらいのベームのバックが,これまた素晴らしく温かい!難しい言葉の必要ない,とにかく素晴らしい音楽の素晴らしい演奏!  27盤はグルダや古楽器勢の名演に耳が慣れてしまっているのか,少し抒情的過ぎるように思いました。大好きな第2楽章,何も足さず,何も引かず,ただただ朴訥にキーを叩いているような純真(純粋)無垢な演奏が好きなのですが,この演奏は,ただでさえ美しい音楽に,更に美しさを加えようとしているかのような…。こんなに美しいんだから文句は言えないか…。

masato さん | 新潟県 | 不明

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74年初出。私は名演と思うが、様々な意見の...

投稿日:2011/08/25 (木)

74年初出。私は名演と思うが、様々な意見の出た演奏。ベームの伴奏、「レコ芸」の志鳥栄八郎氏は「入神の技」、かたや「ステレオ」の福永陽一郎氏は「音楽の死骸」と断じた。吉田秀和氏は「肩の力をまったく抜いた、体操の名人の身のこなしのような演奏」(世界のピアニスト)と評価した。「2台」については父娘の様式の一致が素晴らしいとする吉田氏に対し、エレーナが足を引張っていると言った批評家も少なからずいた。まず「2台」だが私は吉田氏に賛成(というか私の耳ではどちらが父で娘だかわからない)。27番、ギレリスは鋼鉄のようなタッチが影を潜め、純粋でクリーンな音作りに徹している。寂寥感、孤独感というものは希薄だが、高潔な音楽がK595の高みへと通じていく。ベームも立派だが、バックハウスとの共演(55年DECCA)の境地は更にこれを上回る気がする。ベーム-ギレリスの共演はザルツブルグライブの皇帝(71年-Orfeo)、シューマン(75年-Andante)が知られているが「正規のセッション録音」は残念ながらこれだけだ。

千葉のアリアドネ さん | 千葉県 | 不明

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27番については、その曲想を考えると、諦観...

投稿日:2009/03/20 (金)

27番については、その曲想を考えると、諦観や無垢さを強調するアプローチ(バックハウス)か、天真爛漫さを強調するアプローチ(バレンボイム)か、どちらかしかないような気がする。そういう意味ではギレリスのピアノはどっちつかずで中途半端。底の浅さを感じてしまう。 10番は2人のピアニストの演奏が合っているので27番よりは聴けるが、愉悦性や、表情の豊かさといった点で、もっと面白い演奏が望まれる。

Harutoshi さん | Oxford | 不明

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