CD Import

Fidelio : Wilhelm Furtwangler / Vienna Philharmonic, Martha Modl, Wolfgang Windgassen, etc (1953 Live)(2CD)

Beethoven (1770-1827)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC4228
Number of Discs
:
2
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


「フルトヴェングラーの『フィデリオ』の中では最高の出来映え・・
嵐が吹きすさぶようなすさまじい『フィデリオ』が実現。」(ジョン・アードイン)
フルトヴェングラー最高の『フィデリオ』、1953年ウィーンでのライヴ、
世界初出LPのマスターテープから、ついに国内盤CDとしてよみがえる!


生誕250年を迎えたベートーヴェン・イヤーの2020年、フルトヴェングラーの「大物」貴重音源の登場。1805年『フィデリオ』が初演されたアン・デア・ウィーン劇場で1953年に行われたライヴ『フィデリオ』です。
 巨匠がとりわけ愛好したオペラ、それは『指環』『トリスタンとイゾルデ』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』『魔弾の射手』とともに『フィデリオ』でした。この『フィデリオ』には4種の録音(1. 1948年ザルツブルク・ライヴ、2. 1950年ザルツブルク・ライヴ、3. 本録音にあたる1953年ウィーン・ライヴ、4. 翌日以降に同じ顔ぶれで行なわれたEMIスタジオ録音)がありますが、この3、音質は4にこそ及ばないものの、明瞭明晰で解像度高く自然な音色で録音されていること、何よりも台詞もまじえた全曲のライヴ録音であること(4は台詞カットのセッション録音)、そして、生き生きとした音楽の流れの良さで、適度の緊張感をもって、豪華歌手陣も含めて演奏されていることなど、長所が見られます。
 有名な録音だけにCD時代に入り、海外盤もいくつか発売されていますが、今回のKII盤の特徴は、『レオノーレ序曲第3番』演奏後の嵐のような拍手・歓声・床を踏み鳴らす音がマスターテープに遺された1分20秒余りそのまま収録されていることです(「CETRA」のCDC12も、拍手は15秒ほどでカットされていました)。台詞の場面も含めて歌詞対訳は販売元HP(WEBサイト)に掲載します。フルトヴェングラーの遺産として大いなる価値があるCDの復活といえるでしょう。
 1985年、(市販)世界初出LPとなった伊チェトラ盤。ミラノ、ディスコス社制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しましたが、CDはチェトラ輸入盤(CDC12)の国内仕様(K30Y10154/5)で対応したため、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠ったままになっておりました。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで35年ぶりにデジタル・リマスタリング! 初のCD化になります。日本語解説書(浅里公三氏のライナーノーツ)付。台詞の場面も含めて歌詞対訳は販売元HP(WEBサイト)に掲載(ブックレットに記載のパスワードを入力)。

アメリカの著名な音楽評論家ジョン・アードイン[1935-2001]は、ファン必読の名著で本録音を称賛しています。
「ウィーンでのライヴ録音と聴き比べると、EMIのスタジオ録音盤は失望せざるを得ない。監獄場面のメロドラマを除いてせりふが入っておらず、場面転換も息抜きなしに行なわれている。一連の音楽が終わっても感情的に解き放たれることがなく、次の音楽への気持ちの準備ができない。指揮者も歌い手たちもマイクの前では舞台のときほど熱くなれていない。概念と実行が理想的な形でまとまりを見せたのは、やはり1953年のライヴ盤であろう。個々のキャストに問題はあるものの、フルトヴェングラーの『フィデリオ』の中では最高の出来映えであり、嵐が吹きすさぶようなすさまじい『フィデリオ』が実現している。」
〜ジョン・アードイン著 藤井留美訳『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』音楽之友社刊、2000年〜(販売元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』 Op.72 全曲


 マルタ・メードル(ソプラノ:レオノーレ)
 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール:フロレスタン)
 ゴットロープ・フリック(バス:ロッコ)
 セーナ・ユリナッチ(ソプラノ:マルツェリーネ)
 ルドルフ・ショック(テノール:ヤキーノ)
 オットー・エーデルマン(バス:ドン・ピツァロ)
 アルフレート・ペル(バリトン:ドン・フェルナンド)、他
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1953年10月12日
 録音場所:アン・デア・ウィーン劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 音源提供:DISCOS, Milano
 国内発売旧LP:セブンシーズ K20C-417/9(1985.9.21 オリジナルLPはチェトラFE-8/10)
 国内発売旧CD:セブンシーズ K30Y-10154/5(1992.6.21 チェトラ輸入盤CDC-12の国内仕様)
 日本語帯・解説付

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
是非とも、皆さん買って聞くべきです。特に...

投稿日:2020/12/24 (木)

是非とも、皆さん買って聞くべきです。特に、同じ年の同じキャストのスタジオ録音で楽しんでいたみなさん!ライブ録音のフルトヴェングラーのオペラの味わいに驚くはずです。私もそうでした。ライブ録音を聞いて、台詞ありを味わうとフルトヴェングラーが、オペラの劇の性格に気をつける様子が分かります。音質向上で、現場の空気が分かり、フルトヴェングラーが、劇に合わせて、軽快にややアップテンポで始めて、劇のクライマックスに希望に向かう空気が強く伝わってくる。本当にフルトヴェングラーも劇の空気に酔いしれている。オペラの演奏の当時の見本だろう。やはり、フルトヴェングラーは、演奏会とオペラの演奏は違っています。有名な「モーツァルト作曲:ドン・ジョヴァンニ」から、ベートーヴェンの交響曲的な感じを、予想すると味わいが違います。存分に、オペラの演奏としての名人芸を、楽しんでください。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

1

Beethoven (1770-1827) Items Information

  • Furtwangler / Bayreuth 1951 German Edition. In 1951 Wilhelm Furtwangler twice demonstr... HMV&BOOKS online|Friday, January 1, 2008 21:20
    Furtwangler / Bayreuth 1951

Recommend Items