フリーマン・ウィルズ・クロフツ Review List
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Posted Date:2021/04/11
クロフツが一番翻訳されたのは昭和30〜50年くらいだったと思いますが、当時は社会が安定していて地道に働いていれば応分の見返りが保障された時期で、フレンチがこつこつ働いて事件を解決し、事件の解決→ハッピーエンドという構図と当時の日本の雰囲気が呼応して人気があったのかとか思いました(シムノンのメグレも多分似たような理由?)。 ともあれ、ネット等で数万単位で取引されていたのが、比較的安価でてにはいるのは誠に僥倖。引き続き新訳、新版での紹介が期待されます。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
火遊びゆえに、 その事件の裏側を 隠さないといけなくなるという ある意味悲劇とも取れる作品です。 しかし、その壁は フレンチ主席警部には お見通しで結局は暴かれてしまいます。 残念なことですが。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
クロフツと言えば「アリバイくずし」なのだが、この作品では題名のとおりフレンチ警部が二つの密室殺人事件に挑戦する。 紹介文から引用すれば、二つの密室は「機械的と心理的」なのだが、機械的なほうはややこしく、図解がされているがそれでもよく読まないと理解しづらい。心理的なほうは、「えっ、この方法が」という有名なトリックが使われている。 クロフツは地味、アリバイくずしは苦手という人に読んでもらいたいな。イメージが変わるかもしれませんよ。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
本書の商品紹介にもある通り、状況証拠はいくつも掴むのですが、真相にたどり着けない! この展開には全く読者を飽きさせない工夫としっかりとしたロジックを感じとることができ、読後に感心が湧きます。 欧州各地をとびまわる中で、フレンチの五感を通して自然や地域の色を描写しているところも良かったです。 。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
看板項目は「倒叙」 この短編集でももちろんあつかっています。 へまばかりのケースからあわや完全犯罪まで。 前者のほうはほんとうにあわれです。 最後の崩れたところからは… フレンチ警部ももちろん出てきます。 集団犯罪の物も扱っていて ワクワクさせられました。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
この事件、事件は凶悪なのですが これまた犯人の動機には同情できるものがあります。 いわゆる、憎悪ですな。 あんな動機を聞いたらそういう悪党は殺したくなるかと思います。 ただ、残念なのは犯人が 割と特定しやすいこと。 トリックは結構いいけどわかる人には犯人は容易に 推測できることでしょう。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
とにかく犯人というのは 意外なところでしてやってくれるわけで。 指紋を拭きわすれたりとか 挙句の果てには所有物を被害者に持っていかれた 笑えない例もまぎれています。 まぁ、いずれにしても 犯罪はどこかしらで穴が出る、 ということですね。
murphy burnard .
Posted Date:2021/04/11
「樽」が気に入った人は、「フレンチ警部最大の事件」「マギル卿最後の旅」そしてこの「英仏海峡の謎」などがおすすめです。最近の推理小説?は、不可思議なことを題材とする作品も多いのですが、クロフツの作品は、ひたすら現実から離れないように構成されています。彼の作品の多くはアリバイ崩しなのですが、戦前の作品であることを意識して読むと一気にのめり込みます。クロフツの作品は、このリアルさを肌で感じれば好きになるでしょうし、逆にリアルさが退屈と思えば、これほどつまらない作品郡もありません。あなたはどちら?
murphy burnard .
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