SACD

Prelude a l'apres midi d'un faune, Nocturnes : Francois-Xavier Roth / Les Siecles (Single Layer)

Debussy (1862-1918)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMSA0051
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Limited

Product Description


HMFの名盤SACD化シリーズ
こんな『牧神の午後』は聴いたことがない!
ロトとレ・シエクルによるドビュッシー・イヤー最大の話題作がSACDに!


ロトと手兵レ・シエクルによるドビュッシーの管弦楽作品集。ハルモニアムンディよりハイレゾ音源の提供を受け、キング関口台スタジオにてSACDリマスタリングを施し、SACDシングルレイヤー(STEREO)として発売いたします。日本独自企画・限定盤。
 ドビュッシーイヤー記念盤(2018年発売、ドビュッシー歿後100年)。今回選ばれた3篇のうち『牧神の午後への前奏曲』と『遊戯』はニジンスキーの振付でディアギレフのロシア・バレエ団により初演されたもので、ロトの『ペトルーシュカ』『春の祭典』『ダフニスとクロエ』録音の系譜上の作品となっています。また『夜想曲』はバレエ作品ではありませんが、初期の『牧神』と後期の『遊戯』の中間に位置するものとして、作風の変遷を実感させてくれるようになっています。
 『牧神の午後への前奏曲』はピリオド楽器による録音もありますが、ロトとレ・シエクルは格が違います。エラールのハープの繊細な音色、ノンヴィブラートのフルートの不思議な響きいずれも超新鮮。それでありながら潤いと香りにも欠けていません。
 『夜想曲』の『雲』は、ノンヴィブラート奏法でどこか雅楽のような響きを感じさせます。また『祭り』は驚くほど強烈で大きな演奏で過去の巨匠の解釈を彷彿させます。そしてレ・クリ・ド・パリの女声合唱が入る『シレーヌ』の、この世のものとは思えぬ世界こそドビュッシーが思い描いていた音と目から鱗が落ちます。
 ドビュッシー晩年の『遊戯』は1913年にパリで初演され物議を醸しましたが、2週間後に同じ団体がストラヴィンスキーの『春の祭典』を初演、一大スキャンダルとなったため不遇な扱いを受けてきました。
 今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻になり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズムとスピード感など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。
 このたびのSACD化により、ドビュッシーが思い描いていた音の世界がより一層なまめかしく広がっているように感じられます。

※ハルモニアムンディ発売盤に付属していたDVDはつきません。(販売元情報)

【収録情報】
ドビュッシー:
1. 牧神の午後への前奏曲
2. バレエ音楽『遊戯』
3. 夜想曲


 マリオン・ラランクール(フルート:1)
 レ・クリ・ド・パリ(女声合唱:3)
 ジョフロワ・ジュルダン(合唱指揮)
 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2018年1月
 録音場所:フィルハーモニー・ド・パリ
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Single Layer

 2022年SACDリマスタリング(関口台スタジオ)
 日本独自企画・限定盤
 日本語帯・解説付

 SACD対応プレイヤーで再生できます。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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 ロトのこの録音とほぼ同時期にエラス=カ...

投稿日:2020/08/25 (火)

 ロトのこの録音とほぼ同時期にエラス=カサドもドビュッシーを録音し、しかも「牧神の午後への前奏曲」は重なっている。ケースの意匠は色が異なるだけで殆ど同じである。ドビュッシー没後100年を記念するシリーズの一環なのだろう。ロトもエラス=カサドも大変刺激的なドビュッシーを聴かせてくれるが、「牧神の午後への前奏曲」に関しては、ロトの方が、テンポの変動も激しく、と言うより、全般的にテンポが速く、かなりドラマティックである。エラス=カサドの方がフィルハーモニア管弦楽団と組んで予想外に抒情的なのである。楽器の違いが大きいのだと思うが、両方とも大変面白い。エラス=カサドにフライブルクのオーケストラと演ってもらい、ロトに南西ドイツ放送交響楽団またはケルンのオーケストラと再録音してもらえば、どうなるか大変興味深い。どちらも多分今回のような演奏にはならないだろう。ロトのR.シュトラウスやマーラーが大変素敵なので、ドビュッシーでも、ドイツのオーケストラではあるけれども、もう少しゴージャスなサウンドを聴かせてくれるだろう。でも、今回のレ・シエクルでも、絢爛たる管弦楽の響きが見事なので、やはりこちらが上かも知れない。DVD のおまけ(?)も嬉しい。

ヤナハル さん | 鹿児島県 | 不明

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harmonia mundiのドビュッシー没後百年記念...

投稿日:2018/12/30 (日)

harmonia mundiのドビュッシー没後百年記念シリーズの一枚 統一された意匠の箱入りで美しい フランスのピリオド・オーケストラ レ・シエクルの演奏が嬉しい ピストン・ホルン バソンなど当時フランスで使われていた楽器とガット弦を弾く弦楽器群による音色と響きは あのパリ音楽院管弦楽団のソノリティを彷彿とさせる しかも演奏会ライヴのDVD付きなのだ 曲目が”遊戯”と”夜想曲”の二曲はCDとDVDで同じだが音源は異なる さらにCDでは”牧神の午後への前奏曲”を DVDでは”スコットランド風行進曲”を聴くことができる ”牧神〜”の演奏風景も見たかったというのが本音だが これは今後に期待しよう 指揮棒を用いないロトの指揮法も垣間見得て興味深かった なんにしても今世界のどこに行っても聴くことができないサウンドを聞き逃すのは勿体無い 20世紀の初頭 ドビュッシーやラヴェルはこの音響を頭に描いて作曲していたのだ ピリオド楽器と奏法がもたらしてくれた景福を大いに愉しんだ あなたも如何   

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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