栗原麻樹/舞踏への誘(いざな)い
15歳でパリに渡り、国内外数多くのコンクールに上位入賞している栗原麻樹。フランス作品はもとより、ロシア作品やスペイン作品も得意としています。3枚目となるアルバムは、プレトニョフの編曲によるチャイコフスキーを中心としたもの。ひとつの作品を演奏するとき、その作品が内包する「色」に注目するという栗原は、『くるみ割り人形』にクリスマス・カラーの赤と金に雪をイメージする白を、『眠りの森の美女』に銀と黒をイメージするといいます。情熱的かつ繊細、卓越したテクニックを通し、バレエが目に浮かぶような五感すべてを刺激される演奏が繰り広げられます。(メーカー資料より)
【収録情報】
● チャイコフスキー/プレトニョフ編:演奏会組曲『くるみ割り人形』
1. 小序曲(チャイコフスキー=エシポフ編)
2. 行進曲
3. 金平糖の精の踊り
4. タランテラ
5. 間奏曲
6. トレパーク
7. 葦笛の踊り(チャイコフスキー=エシポフ編)
8. 中国の踊り
9. アンダンテ・マエストーゾ
● チャイコフスキー/プレトニョフ編:演奏会組曲『眠りの森の美女』
1. プロローグ
2. 小姓たちの踊り
3. 情景
4. アンダンテ
5. 銀の精
6. 長靴を履いた猫と白い猫
7. ガヴォット
8. カナリアの精
9. 赤ずきんと狼
10. アダージョ
11. フィナーレ
● ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
栗原麻樹 (ピアノ)
録音時期:2021年7月20,21日
録音場所:埼玉県、富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【栗原麻樹 Maki Kurihara】
3歳より母の手ほどきによりピアノを始める。幼少の頃よりピティナ・ピアノコンペティション、全日本学生音楽コンクールなど数多くのコンクールに上位入賞。浜松国際ピアノアカデミーコンクールにて上位入賞併せてモスト・プロミッシング・アーティスト賞を受賞。大阪国際音楽コンクール第2位。アルカション国際ピアノコンクール第1位。マイエンヌ国際ピアノコンクール第1位。15歳でパリに渡りパリコンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)に満場一致の首席にて入学、その間、文化庁海外芸術家研修員として派遣される。
パリエコールノルマル音楽院の最高課程を修了、パリ・スコラカントルム音楽院のコンサーティスト課程を満場一致の首席にて修了。これまで、パリ日本文化会館(仏)など国内外の数多くのコンサートホールや、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、白寿ホール、日本演奏連盟主催による東京文化会館で演奏を行う。2018年銀座ヤマハホールでのリサイタルでは公益社団法人日本演奏連盟/増山美知子奨励ニューアーティストシリーズを授与され好評を博す。
これまでに深沢亮子、故中村紘子、藤井一興、中沖玲子、故ジェルメーヌ・ムニエ、ブルーノ・リグット、フセイン・セルメット、ジャン=マルク・ルイサダ、ガブリエル・タッキーノ各氏に師事。ラジオ、テレビ、雑誌などに多数出演掲載され現在年間50回ほどの演奏活動や、株式会社長谷工不動産建築の音楽マンションの音楽アドバイザーを務めるなど幅広い活動をしている。日本演奏連盟会員。スタインウェイ・エデュケーショナル・パートナー。
フランスの作曲家の珠玉のような作品を集めたファーストアルバム『Couleur〜SHIKISAI〜』、フランスの作曲家プーランクの作品と壮大なムソルグスキーの作品「展覧会の絵」を収録したセカンドアルバム『愛の小径〜Les chemins de l’amour』2枚をリリースしている。(メーカー資料より)