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Symphonies Nos.2, 6, 8, 9, etc : Heinz Rogner / Berlin Radio Symphony Orchestra (1973-1991)(3CD)

Schubert (1797-1828)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SSS0242
Number of Discs
:
3
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ブルックナー:交響曲集に続く傑作揃い!
レーグナー&ベルリン放送響、シューベルト秘蔵名演集!


レーグナーの芸風にぴったりと思われるシューベルトですが、実際は『グレート』とワインガルトナー編曲の交響曲第7番のスタジオ録音が遺される程度というのが現実です。長年の渇きを癒す名演集が一挙に登場。いずれも手兵のベルリン放送交響楽団(旧東)を駆使したもの。旧東ドイツ時代の録音技術の高さにも納得です。ブルックナー演奏で見せた基本快速で軽快。木管を自由に飛翔させて叙情性を追求。しかし過度の泣き節にはならないところに巨匠の知性と鋭さがあります。
 交響曲第2番はミュンシュ、ベーム、プレートルも好んだ名曲で初期とはいえ立派なロマン派の作品。第6番は「小ハ長調」などと称されることもありますが、これまた威風堂々たる構えを見せます。『未完成』は東西統一後のライヴ。こちらは遅いテンポで深刻そのものの表情を見せます。『グレート』はレーグナーの二面性を存分に発揮した快演。リズム感と語り口の巧さには脱帽。スタジオ収録の序曲集も珍しい録音となります。シューベルトが作曲家として脂が乗ってきた頃の作品、交響曲との密接な関連性があります。『弦楽四重奏のための5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲』を弦楽合奏で聞けるのも嬉しい限り、微に入り細を穿つ巨匠の至芸です。そしてヴェーベルン編曲の『ドイツ舞曲』が白眉! どうしてここまで切なく哀しく演奏できるのか! というほどの名演です。
 相場ひろ氏による書下ろしライナーノート付(英訳あり)。(輸入元情報)

■関連情報
連載 許光俊の言いたい放題第279回『レーグナーのシューベルト』
「... さまざまな演奏を知っている人のほうが、「へえ、こうやるのか」とおもしろさに気づく。できばえに舌を巻く。」

【収録情報】
シューベルト:
1. 交響曲第2番変ロ長調 D.125
2. 交響曲第6番ハ長調 D.589
3. 交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
4. 交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
5. 序曲 ニ長調 D.556
6. 序曲 ホ短調 D.648
7. 序曲 変ロ長調 D.470
8. 5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲(弦楽合奏版) D.89
9. 6つのドイツ舞曲 D.820(ヴェーベルン編)


 ベルリン放送交響楽団
 ハインツ・レーグナー(指揮)

 ステレオ録音:
 1:1978年9月24日 ベルリン、ドイツ民主共和国宮殿(ライヴ)
 2:1973年10月16,17日 ベルリン放送大ホール1(セッション)
 3:1991年11月10日 ベルリン、シャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)(ライヴ)
 4:1978年1月28日 ベルリン、ドイツ民主共和国宮殿(ライヴ)
 5:1973年12月10日 ベルリン放送大ホール1(セッション)
 6:1973年9月28日 ベルリン放送大ホール1(セッション)
 7:1973年10月15日 ベルリン放送大ホール1(セッション)
 8:1973年12月11,12日 ベルリン放送大ホール1(セッション)
 9:1990年5月27日 ベルリン、シャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)(ライヴ)

Customer Reviews

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Schubertの交響曲4曲を含むCD3枚組セットが...

投稿日:2021/01/11 (月)

Schubertの交響曲4曲を含むCD3枚組セットが発売された。録音が1970年代なので、以前にLPとして発売されたことがあったのかもしれないが、私はこのCDで初めて聴いた。4曲の交響曲は、この時期に(つまりLP:CDの過渡期)の演奏としてはごく普通でLP片面の収容時間を意識したテンポのように聞こえる。これらの中でとくに関心があるのは交響曲第9番で、記録をみると1978年1月収録となっている。これとは別の演奏で2枚組LPとして発売され(コロムビアデンオンDenon)話題になったのが同じRoegner指揮BerlinRSQで1978年6月収録であった。前者がLive、後者がSession録音の違いとか第3楽章のリピートの有無などで後者の方が盤面に余裕があって少々演奏時間が長いとおもったのである(前者の時間記録がないので自前の計測14’23”, 15’57”,10’29”,11’43”, 53’08”)。もっともこの演奏、ゆっくりとした冒頭の序奏など当時ではごく普通に聴ける演奏スタイルであった。蛇足だが第1,2楽章をLP片面に収めるのが限界だったためか、この頃以降発売された第9交響曲のCD録音で両端楽章の主題提示部を反復される演奏がみかけられるようになったのも収容時間の拡大に伴うとおもわれる。第2番、第6番の2曲は録音当時(1970年代)のLP片面の長さに相当する。序曲3曲も劇や歌劇のための表題の付かない演奏会用の稀少曲で同様に稀少だった第2交響曲とともにSchubertファンを喜ばせるセットである。録音はやや古さを感じる。

アダム愛好者 さん | 埼玉県 | 不明

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