シェイクスピア / 河合祥一郎

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新訳マクベス

シェイクスピア / 河合祥一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042106180
ISBN 10 : 4042106188
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

武勇と忠義で王の信頼厚い、将軍マクベス。しかし荒野で出合った三人の魔女の予言は、マクベスの心の底に眠っていた野心を呼び覚ます。妻にもそそのかされたマクベスはついに王を暗殺するが……。

※出版社都合により、発売日・価格・仕様等に関しましては、予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

Content Description

卓越した武勇と揺るぎない忠義でスコットランド王ダンカンの信頼厚い将軍マクベス。しかし荒野で出会った三人の魔女の予言はマクベスの心の底に眠っていた野心を呼びさます。夫以上に野心的な妻にもそそのかされ、マクベスは遂に自分の城で王を暗殺。その後は手に入れた王位を失うことを恐れ、憑かれたように殺戮を重ねていく…。悪に冒された精神が崩壊する様を描くシェイクスピア悲劇の傑作。リズムある名訳でおくる決定版。

【著者紹介】
ウィリアム・シェイクスピア : 1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。82年、18歳で8歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、92年頃にはロンドン演劇界で劇作家として幸運なスタートを切る。94年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員として名を連ね、俳優兼座付作家として活躍、次第に独自に戯曲を書くようになる。およそ20年間劇作に専念し、劇作家として名をなす。1616年没

河合祥一郎 : 1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教養学部准教授。イギリス演劇・表象文化論専攻。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など。気鋭のシェイクスピア研究者の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    魔女の予言がマクベスの心の闇を解き放ちます。言葉はときに悪へと導くことがあるのですね。自らの手で憑かれたように殺戮を繰り返すマクベスに恐怖すら感じました。

  • T2y@

    初シェイクスピアをマクベスで。訳もリズミカルで読み易い。野村萬斎さん舞台の為に訳し直したと知り納得。 私が今いるこの世では、悪い事をした方が褒められる。いいことをすると危険だ馬鹿だと言われかねない。 暴君の、内にある臆病な姿が滲み出て感じる。

  • 著者の生き様を学ぶ庵さん

    マクベス第三弾。河合祥一郎訳。如何にも東大の学者が訳したマクベス。註釈が最も多い。野村萬斎演出・主演の演劇『マクベス』のため、翻訳された。シェイクスピアの薀蓄・トリビア好きな方には面白いかも。

  • 松本直哉

    「私を女でなくしておくれ Unsex me」というセリフとともにマクベス夫人は男になり、逡巡し懊悩する夫に対して、男らしくせよと叱咤する。男性性にとりつかれた男たちに流血以外の選択はなく、仇敵のマクダフさえ、妻子を殺されて泣くひまもなく男らしい復讐に走る。男性性の不毛。三人の魔女はギリシャ神話の運命の女神モイラのように登場人物のなりゆきをすべて支配している。その意味では彼らはすべて魔女の筋書きに踊らされる人形かもしれなくて、それを悟ったマクベスのことばが「哀れな役者 a poor player」なのだろう

  • yo

    【シェイクスピアの四大悲劇】魔女の予言にしたがって「悪」の道へ進んだ男の精神崩壊劇。劇だから場面の説明と必要最低限の行動説明を除いては全て台詞で構成される中、マクベスの精神がどんどん壊れていく様にかなり震える。描いて欲しかった(あるいは演者に委ねられてるのかもしれないが)のは、バンクォーに秘策はあったのか、みたいな部分。バンクォーは「子が王になる」と予言されて、本人も信じているのに、結局彼の子フリーアンスは暗室者の手から逃れたきり出てこない。ここを予言通りにするかどうかは作劇上すっごく悩みそうな気がする。

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