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ファミリー上 シャロン・テート殺人事件 草思社文庫

エド・サンダース

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794222572
ISBN 10 : 4794222572
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1967年、「ラヴの夏」を迎えようとしていたサンフランシスコに突如、現われたチャールズ・マンソンは、導師風の巧みな弁舌と異常な性能力で、十代のフラワーチルドレンたちを惹きつけ、「ファミリー」を形成していく。マイクロバスで気ままに旅をするヒッピー集団だった彼らは、いつしか悪魔崇拝に取り憑かれ、戦闘的な殺人集団へと変貌していく。マンソンの生い立ちからファミリーの誕生、連続猟奇殺人の始まりまでを克明にたどるロングドキュメント。

目次 : 1 ファミリー―マンソン・ファミリーの誕生から一九六九年中ごろまで(裏目にでた執行猶予処分/ 監房を逃れて/ 暴力への旅を駆りたてたもの/ ポランスキー夫妻/ スパーン映画牧場―一九六八年/ 死の谷―一九六八年/ 死の谷からキャノーガ・パークへ/ ヘルター・スケルター/ 秘教結社OTOのソラー・ロッジ/ ドナー峠/ スパーン・ランチ―一九六九年四月‐六月/ いなごたち―一九六九年七月/ 恐怖を克服する)

【著者紹介】
エド・サンダース : 1939年ミズーリ州カンザス・シティ生まれ。ニューヨーク大学でギリシャ語を学んだのち、平和運動に参加。62年季刊誌「Fuck You」を刊行。65年、ロックグループFugs結成

小鷹信光 : 1936年、岐阜県高山市生まれ。2015年没。早稲田大学第一文学部英文科卒業。ワセダ・ミステリクラブ以来のミステリーファンで、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーなど、アメリカ・ハードボイルド・ミステリーの紹介・評論・翻訳の第一人者。松田優作主演のテレビドラマ『探偵物語』の原案でも知られる。著書『私のハードボイルド』で推理作家協会評論賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こばまり

    人好きのするケチなペテン師が、如何に悪魔となり得たか。多彩な講師陣の下、たっぷりと思索の時間を過ごせたムショ暮らしのお陰である。セックスとドラッグとチャーリーのカリスマで、さながら光に集まる虫のように多くの人々が吸い寄せられ、時間や若さ、資産、才能、人生を空費していく様が恐ろしい。

  • ぐうぐう

    思索に集中するには、刑務所ほどうってつけの場所はないのかもしれない。そう言えば、ヒトラーは獄中で『我が闘争』を執筆した。チャールズ・マンソンも、檻の中で思想を形成していった。出所後、ファミリーと称するカルト集団を指導し、自らをキリスト、時には悪魔と名乗り、やがてカリスマと化していく。ただ、この男には教養がなかった。なかったからこそ、矛盾を恐れることなく、なんでもかんでも吸収することができたとも言える。とはいえ、この男をモンスターにしたのは、紛れもなく1960年代という時代である。(つづく)

  • 活字スキー

    アポロが月に人を送り届け、ベトナムではナパームと枯葉剤が振り撒かれていた60年代後半。サマー・オブ・ラヴ。フラワーパワーが全米に吹き荒れ、あまたのヒッピーがラヴ&ピースを唱えた。そんなコミューンのひとつがやがて全米を震撼させ、負のアメリカの象徴としてサブカルチャー・アイコンの伝説となろうとは、果たして誰に想像出来ただろうか。チャールズ・マンソンと彼の「ファミリー」の道を克明に辿る入魂のノンフィクション。詳しい感想は下巻にて。

  • gerogeC

    膨大すぎる量の固有名詞と分単位での事実列記、意図的に人間の心理を掘り下げない筆致からはファミリーの足跡と事件の経緯は十分すぎるほど伝わるとしても、その悪魔的業績の端緒には到底辿り着かないように思える。ただ感情の排除された不気味な(「ゾンビー」のような)共同生活の行間に目を凝らすと、「チャーリー・マンソンと彼のファミリー」がサマーオブラブの夜にまぎれてLSDの催す幻覚に耽り、盗難したデューンバギーに改造を施し、ときには牧場にじっと息を潜めている影の輪郭が、おぼろげながらも見えてくるような気がする。

  • ほたぴょん

    ディアゴスティーニが出していたMurderCaseBookという雑誌があって、その第1巻で取り上げられたのがチャールズ・マンソンだった。日本版だけ2巻が佐川一政で、以下、ジョン・ゲイシー、テッド・バンディ、アイリーン・ウォルノス、アンドレイ・チカティロという感じに続く。殺害人数や殺害方法では彼らより地味に思えるマンソンが第1巻だったのは、つまり彼らよりマンソンの方が社会に与えたインパクトが大きかったと判断したからだろう。古いアメリカ文化からの自由を象徴したヒッピー文化の、その一面における闇の体現者として。

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