アントン・チェーホフ

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新訳 桜の園 転換期を読む

アントン・チェーホフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784624934477
ISBN 10 : 4624934474
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan

Content Description

ロシアが生んだ最大の劇作家、チェーホフの最後の四幕戯曲(1904年)。十九世紀末のロシア貴族社会の崩壊にともなう新時代の幕開けを告げる記念すべき大作の最新訳。現代の新型コロナウイルスに汚染された社会の強いられた変容のなかで、新たな希望への可能性として読み直される必然性が生じてきている。

【著者紹介】
アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ : 1860〜1904。1860年、南ロシアの町タガンローグで雑貨商の三男として生まれる。1879年にモスクワ大学医学部に入学し、勉学のかたわら一家を養うためにユーモア小説を書く。1888年に中篇小説『曠野』を書いたころから本格的な文学作品を書きはじめる。短篇・中篇の名手であるが、1890年代末以降、『かもめ』『桜の園』など演劇界に革新をもたらした四大劇を発表する。持病の結核のため1904年、44歳の若さで亡くなるが、人間の無気力、矛盾、俗物性などを描き出す彼の作品はいまも世界じゅうで読まれ上演されている

安達紀子 : 早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。早稲田大学、慶応外語講師、ロシア演劇専攻。共訳にスタニスラフスキー『俳優の仕事』(未來社、2008‐2009年、日本翻訳出版文化賞受賞)。1999年、小野梓記念芸術賞を受賞。同年、ロシア文化省からプーシキン記念メダルを授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nightowl

    言及されているしんゆりシアターと、同演出家による文学座研究生上演で観劇していた新訳版。他社の近年翻訳されたものと比べると優雅さがある。早口で読もうとすると押し留められるまろやかな言葉遣い。上演では時代が変わってゆくのにのほほんとした人々が特徴だった。訳者解説は時代の変化と作品構成についてが中心。PARCO劇場→桐朋学園生→文学座研究生→世田谷パブリックシアターと相次いだ上演。政治以外にも果たして時代の変化は来るのか?

  • マスカルポーネ

    ずっと気になっていたので読んでみた。舞台で見てみたい。

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