ポルノ・ムービーの映像美学 エディソンからアンドリュー・ブレイクまで 視線と扇情と文化史

長澤均

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779122262
ISBN 10 : 4779122260
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
長沢均 ,  
追加情報
:
431p;22

内容詳細

総写真点数534点、38万字を超える渾身の力作!エロティック映画100年のすべてがここに描かれる!

目次 : 日本におけるサンドラ・ジュリアン神話の成立/ 映画草創期からアンダーグラウンドで製作されたポルノ・ムービー/ 「プレ・コード・ハリウッド」という映画群/ 反悪徳十字軍としてのコムストック法/ カトリック矯風団とヘイズ/ブリーンによる検閲厳格化/ スタッグ・フィルムからセクスプロイテーション映画へ/ ラス・メイヤーとヌーディ・キューティの時代/ セクシュアル・レヴォリューションと「ポルノ解禁」/ アダルト・フィルム・グラフィックス/ ゴールデン・エイジ・オブ・ポルノ/ 百花繚乱の女優たちとフィルム撮り大作/ ゴールデン・エイジの終焉とリンス・ドリームの夢なき世界/ アンドリュー・ブレイクによる洗練を極めたポルノ神殿/ ゴージャスでネイキッドな90年代的ボディ/ ニューウェイヴ・フッカーズから90年代の新鋭監督へ/ そしてマーク・ドルセンだけが残った/ レクイエム―去りゆく者たち

【著者紹介】
長沢均 : グラフィック・デザイナー/ファッション史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Bo-he-mian さん

    ポルノ・ムービー100 年の歴史を辿り、映像美学を分析する、ありそうでなかった驚異の力作。単なる作品の羅列ではなく、その背景にある文化や精神史を紐解き、非常に面白く読ませてくれる。自分は長らく、ラドリー・メッガーという監督のファンで、ラス・メイヤーと違い彼は日本ではいまだに正当に評価されていないと感じていたのだが、著者の長澤均氏が本書で余りあるほどにその仇を討ってくれて超うれしい。表紙に使われているのもメッガーの映画である。長澤氏はファッション史が専門の方なので、その辺の知識・解説も尋常ではない(笑)。

  • kenitirokikuti さん

    コムストック法の標的は単なるエロ表現だけでなかった。避妊情報の拡散を防ぐため、医学書の郵送も罰せられた。マーガレット・サンガーの産児制限に関する雑誌も1914年に猥褻郵便物とされた。しかし、コムストック法は新興メディアである映画には効力を持たなかった▲季刊『アメリカン・アフロディーテ』は、1956年にビアズリーの『ヴィーナスとタンホイザーの物語』(澁澤龍彦により翻訳、『美神の館』)を載せ、26件もの猥褻なら罪で起訴された。63年、ファニーヒルが出版され、68年に連邦裁で合憲とされる。72ディープスロート

  • kenitirokikuti さん

    「ポルノ」という言葉が広まったのは、東映の『温泉みみず芸者』(71)のようである。主演は池玲子、「衝撃のポルノ女優 池玲子」というコピー。同時期に、サンドラ・ジュリアン主演の『色情日記』(73、フランス)もヒットする。プレイボーイ日本版創刊は75年であり、金髪グラマーの価値がたいそう高かった時代があったのである。その後サンドラは『現代ポルノ伝 先天性淫婦』や『徳川セックス禁止令 色情大名』などに出演。

  • tkm66 さん

    大労作!素晴らしい!図版量が充実していて通勤時になかなか読み辛い処が最大の難点であった。

  • owl&shepherd さん

    映画本は何冊も読んできたが、見た作品がこんなに少ない本ははじめて。同好の士ならともかく、見たこともない、これからも見ることはないであろう映画や女優の記述が延々と続くので、読み通すには忍耐が必要。衝動買いの報いだな。記述の9割以上がアメリカもの。「ヘイズ・コード」、「赤狩り」などにも言及し、アメリカ史を概観する「ある視点」となっている。映画のメインストリームにはなり得ないが、メインストリームの波をもろにかぶるのが、こういうマージナルな世界。最初の動機は不純でも、とことんやれば学問にも芸術にもなるのだ。

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