暁の新月 ザ・グレート・ゲームの狭間で

野上勝彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779125751
ISBN 10 : 4779125758
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
770p;19

内容詳細

21世紀シンボルリアリズム!物語でしか具現化できない心がある。9・11より構想18年。ザ・グレート・ゲームの端緒を描く。

【著者紹介】
野上勝彦 : 1946年6月、宮崎県都城市生まれ。慶應義塾大学文学部独文学科中退。早稲田大学第二文学部英文学科卒業。早稲田大学大学院英文学科修士課程修了。英国ウォリック大学大学院ヨーロッパ演劇学科修士課程修了。英国バーミンガム大学大学院シェイクスピア学科博士課程修了(Ph.D.)。これまで千葉工業大学教育センター教授、早稲田大学文学部及び大学院非常勤講師。明治大学文学部兼任講師。跡見学園女子大学文学部兼任講師。千葉大学教養部、目白学園女子短期大学、芝浦工業大学工学部、日本大学生産工学部、大東文化大学文学部等の非常勤講師を勤める(いずれも元職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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イギリスがインドを領有していたころ、ロシ...

投稿日:2021/04/25 (日)

イギリスがインドを領有していたころ、ロシアの南下政策を止める基地とすべく英軍がアフガンに常駐し、軍紀の乱れから現地女性の尻を追っかけに走ったりと現地人と英軍の間に溝があったというところから物語は始まります。暴動から戦闘に移り、英軍の撤退行と話は転がっていくのですが、パシュトゥン人・イギリス人・万国公法とコーラン・イスラムとキリスト教と言った単純な二項対立な物語と勝手ながら思っていました。そこへ、ビルマ出身の日本人傭兵の子孫というちょっと突飛に思える人物を混ぜ込み、彼が打倒英軍に燃える友人アラムと、ともに行動するイギリス民間人をなんとか救おうとする挿話を入れたことで物語に幅が出て非常に面白いなと感じました。和書では珍しいグレートゲームをテーマにした小説を読みたいなら候補にいれてみてはいかがかと思われます。

ニグンノテイオー さん | 沖縄県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 田中峰和 さん

    ロシア帝国のインド進出を阻止するためアフガニスタンを勢力圏に収めるために英国が開始したのがアングロ・アフガン戦争。アフガン女性への暴行が多発し、誇りを守るため立ち上がったアフガン人たち。1841年のことなので、英国が中国や日本に進出する前の話である。キリスト教諸国間のみに通用する万国公法は、アフガンや中国、日本には植民地としてのヒエラルキーしか与えない。クルアーンの各節を引用しながら、自国の正当性を確認するアラムたち戦士にとって、侵略者英国は邪悪な悪魔でしかない。英国からソ連、米国と悪魔は侵略を続ける。

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野上勝彦

1946年宮崎県生まれ。慶應義塾大学文学部独文科中退。早稲田大学第二文学部英文学科卒業。早稲田大学文学部大学院英文学科修士課程修了。英国ウォリック大学大学院ヨーロッパ演劇科修士課程修了。英国バーミンガム大学大学院シェイクスピア学科博士課程修了。これまで千葉工業大学教授、早稲田大学及び大学院非常勤講師

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