エル・グレコ祭壇画物語

西川和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779127373
ISBN 10 : 4779127378
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
追加情報
:
258p;21

内容詳細

大胆な構図と独特な色彩でマニエリスム期を駆け抜けたエル・グレコの数々の作品に描かれた人物たち。彼・彼女らはいったい誰なのか?なぜそこに描かれたのか?

目次 : 第1章 サント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院―トレドでの初仕事 一五七七‐一五七九/ 第2章 トレド大聖堂―大聖堂の仕事も 一五七七‐一五七九/ 第3章 エル・エスコリアル修道院―宮廷画家は遠い道 一五八〇‐一五八二/ 第4章 大きな仕事は来ない―失意を超えて 一五八二‐一五八六/ 第5章 サント・トメ教会―最高傑作「オルガス伯の埋葬」 一五八六‐一五八八/ 第6章 聖人たちは私が描く―我が画筆で描き分けよう 一五八九‐一五九五/ 第7章 大忙しの晩年―またまた祭壇画 一五九六‐一六〇八/ 第8章 グレコと女性たち―あまりにも美しく/ 第9章 トレド愛―「グレコのトレド」だった

【著者紹介】
西川和子 : 早稲田大学理工学部応用化学科卒、スペイン史著述家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かもめ通信 さん

    著者がエル・グレコ自身の人生と歴史的背景や宗教観を合わせてグレコの絵を読み解くいうコンセプトの著作。たとえば、この絵に描かれているこの人物は…。あるいは、この絵の作成を依頼したのは…。といった解説はなかなか興味深い。少し残念な点は巻頭に収録された数点の作品以外は、いずれの作品もさほど大きくはない白黒写真で紹介されていること。画集と合わせて読むのもいいかも。もちろん展覧会前後の予習復習ならこれ1冊で十分かと。

  • MOTO さん

    『祭壇画』とは教会や聖堂の祭壇に飾られる絵画の事。すると、テーマは『キリスト』に起きた悲劇や奇跡に限られるだろう。私の中でそれは(全て同じ画家が描いた作品)だった。ただキリストを現代に復活させた、たくさんの窓口)に過ぎない。だが、画家の伝記を読むと、改めて『絵画』として鑑賞する気持ちの余裕が出来た。構図、色使いなどグレコの絵は独特で、光の描き方に祈りたくなる様な神々しさすら感じた。何より最近読んだ本の中に「彼の部屋にはグレコの絵画が飾っていそうだね。」を脳内で忠実に映像化する事も出来た。知る事に損は無し。

  • チャンドラー さん

    光が宿る瞳、艶やかな肌、ローブの陰影、中学生の頃からエル・グレコに惹かれている。大原美術館で観た「受胎告知」は今も大好きな一枚。残念ながら本書には掲載されていないけれど。謎の多い画家の大まかではあるが解説はわかりやすく、スペイン史実にも触れている。何年か前の『エル・グレコ展』で大聖堂の祭壇画の不自然に上下に伸びた人物は、天井付近に掲げられた絵を下から見上げるのに最適なバランスを計算してのことだと知った。これからも実際に何度でも観たい。

  • kaz さん

    グレコそのものにさほど強い関心があったわけではないので、ざっと流し読み。そうは言っても、グレコに関する諸々のエピソードの中には面白いものも多々。図版がモノクロであるのはちょっと残念だが、所見のものも含め、かなりの数の作品が紹介されているのは嬉しい。図書館の内容紹介は『大胆な構図と独特な色彩でマニエリスム期を駆け抜けたエル・グレコの数々の作品に描かれた人物たち。彼・彼女らはいったい誰なのか、なぜそこに描かれたのか、スペイン史から読み解く』。

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西川和子

スペイン史著述家、早稲田大学理工学部応用化学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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