沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶 味なたてもの探訪

普久原朝充

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908406409
ISBN 10 : 4908406405
フォーマット
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;21

内容詳細

時代の流れが生み出したさまざまな表情をもつ「沖縄の建築」。人々の営みから沖縄の歴史と文化をたどる、知る。建築MAP付き。

目次 : INTRODUCTION(沖縄島建築 歴史と変遷/ 沖縄島建築 住宅図解一覧/ 沖縄島建築 風土と信仰)/ INTERVIEW(玉那覇味噌醤油/ 津嘉山酒造所/ 大宜味村役場旧庁舎 ほか)/ ARCHITECTURE TOURS(北部エリア/ 中部エリア/ 那覇エリア ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kawa さん

    沖縄本島の暮らしの中に活かされている特徴的な10の建築物を選んで、盛り沢山の写真とともに解説。好印象なのは、たった2人で営んできた泡盛酒造会社の建物など、そこに暮らす人々の来歴も含めてリポートされていること。そのスタンスが建物に対する親近感を高める。沖縄らしい赤瓦に7℃程度の断熱効果。その赤瓦の製造が追いつかずにコンクリート瓦が代替。花・コンクリートブロックが沖縄建築の印象的な好アクセント。石造りは庶民にとって死後の住処ということで嫌われる等、うんちく話しを多数拾えてこちらも楽しい。

  • たまきら さん

    塩分、湿度、強風。沖縄の建築って本当に長持ちさせるのが大変だと思うんだけど、昔からの知恵があったり、様々な国から受け継いだ独特のスタイルがあったり…。次回行くときにはこの本を持って行って、友人と町歩きしたいなあ。

  • allite510@Lamb & Wool さん

    沖縄には約2年、住んだことがあるが、独特のコンクリート建築が印象に残っている。セメント瓦や花ブロック、直描き看板もそうだが、気候と水の違いからくるのか、特異な質感を持っているようにも感じた。そんな沖縄の独特な空気感を写し取ったかのような写真と、そこに暮らす人々へのインタビューなどから、歴史・文化・生活込みの、単なる建築「物」に収まらない匂うような魅力を感じ取ることができる。またあの空気を吸いたくなる。スープで知られるシーサイドドライブインも載ってます。

  • 二人娘の父 さん

    かつてあったもの、いまあるものを記録することの意味はなんだろうか。本書を読み、その意味を自分なりに考えた。うっすらと分かってきたのは、記録とは記憶を支えるものではないのか、ということだ。人間の記憶は曖昧だ。しかしそれは支えられれていれば、保持できるとこもある。沖縄という島で今なお存在をつづける建物たち。記憶に留めるために、そしてその記憶を繋ぐ新しい出会いのためにも貴重な記録である。

  • 入道雲 さん

    読み進めるほどに、沖縄に行きたくなった。実際、沖縄を歩いたりドライブすると、コンクリート製の建築で長年の雨風のせいか黒くなったりして、古かったり、不気味にすら見える建物がよく目につく。しかし、そこに歴史があり、かつ、現役で使われて商売や生活を支えている。それがこの本でよく分かる。あとがきには、執筆中に首里城の火災の件が書かれていて、残念な思い出がよみがえる。ともかく、沖縄に行きたい。

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