私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに

小林エリコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344038349
ISBN 10 : 4344038347
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
追加情報
:
214p;19

内容詳細

いじめに遭っていた子供の頃、インコが友達だった。初めてできた恋人には、ひどい扱いを受けた。私と縁を切った友人は正しいと思えた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか―。苦しみの果てに見つけた「生きること」の意味を問うエッセイ。

目次 : はじめに 死ぬほどさみしかったし、今もさみしいけど、生きてます/ 第1部 人付き合いが誰よりも苦手だったあの頃(初恋は人を狂わせる/ 鳥の友達・ピーコ/ 孤独を癒すのは、紅白饅頭の甘さだけ/ 一人で生きていくと決めた日/ 十年以上引きずり続けた失恋 ほか)/ 第2部 孤独から抜け出すまで(荒地に咲く気高い白百合のようなあの子/ 病める時も健やかなる時も/ ブラックライトの下で輝く青春/ 二十五歳の終わらない夏休み/ ただ「居る」ことを許してくれる場所 ほか)/ おわりに 孤独と恐れを抱いて、人とともに歩む

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【死ぬほどさみしかったし、今もさみしいけど、生きています】 たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私を、ここまで生かし続けたものは何だったのか――。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。人生のどん底を味わい尽した著者が、出会った人たちとの交流を通して、自身を見つめ直すエッセイ。<これから先の人生も絶望や裏切りが待ち構えているだろう。けれど、その横に何か素敵な贈り物がそっと置かれているのを私は知っている。そのプレゼントのリボンを解くまで、まだ私は死ねない>。⇒

  • アコ さん

    著者4冊め。人との出会いと別れにまつわるエピソードを幼少期から時系列に綴る半生記エッセイ。前作、前々作は共感できない箇所が多かったけど、今回は心優しいクラスメイトやサークル部長との淡い恋など前向きな話が多くホッとする。(ただの一読者なのに笑)人付き合いが苦手な自分にモヤモヤしながらも、わかりあえる人たちとの出会いと繋がりを大切にしてアクティブに行動する姿は素直にすごいなと感じた。「私のことを忘れないでいてくれたことが、ただひたすら嬉しい」って深いなぁ。容易に人に会えないコロナ禍だから尚更そう思うのかも。

  • せっちゃん さん

    2021年11月発行、著者2冊目。この方の人生を紐解いていっているような文章でした。じぶんの人生の参考になります。

  • よしじ乃輔 さん

    家と学校で人とうまくやって来れなかったという著者の人生を振り返ったエッセイです。小中学での疎外感。孤独から逃れたい気持ちの描写がとてもとても淡々としそして素直。が、為に生々しく刺さってきました。第二部では積み上げた人間関係による孤独脱出を紹介。やはり孤独は人を蝕んでゆくものなのか、と改めて思いました。生きにくくするもしないも自分次第なのですね。それが難しかったりするのですが…。

  • りょう さん

    小林さんの本は母親と娘の関係を描いたものを読んだことがあるだけだけど、こんなにずっと孤独に苦しんだ人生だということを知って驚いた。そして、カウンセリングに通ったりこれを書く課程で、その中でも親しくした友だちのことを思い出したり、楽しいことがあったことがわかってきて、絶望だけではないとわかってきたことがうれしい。そう、まだ一回も生ききってないんだから、諦めてしまうには早すぎるよね!

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人物・団体紹介

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小林エリコ

1977年生まれ。短大卒業後、エロ漫画雑誌の編集に携わるも自殺を図り退職、のちに精神障害者手帳を取得。現在は通院を続けながら、NPO法人で事務員として働く。ミニコミ「精神病新聞」の発行終了後は、フリーペーパー「エリコ新聞」の刊行を続けている。また、漫画家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当

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