世界とつながるハプスブルク帝国 海軍・科学・植民地主義の連動

大井知範

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779122651
ISBN 10 : 4779122651
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
22

内容詳細

「ハプスブルク帝国に海軍はあったのか?海外に植民地を持っていたのか?」疑問を持つ人は多い。だが、ハプスブルク帝国は、世界を目指したヨーロッパの大国であり、帝国主義という時代精神のなかでその例外ではなかった。実際、海軍と科学を自前で有し、世界へ、とくにインド洋から太平洋に向けて学術調査という特異な“進出”を展開していたのだ。西の「海洋帝国」と東の「大陸帝国」という観念を破壊!ハプスブルク帝国のイメージを刷新する労作!

目次 : 序章/ 第1章 世界遠征の開始/ 第2章 植民地獲得政策―世界遠征から拠点植民地構想へ/ 第3章 言説とイデオロギー―ノヴァラ号遠征と「植民地なき植民地主義」/ 第4章 科学―ノヴァラ号遠征と西洋科学/ 第5章 アジア太平洋―ノヴァラ号遠征以後の海外世界とのつながり/ 第6章 海軍の展開―20世紀初頭の東アジア常駐海軍/ 終章

【著者紹介】
大井知範 : 明治大学、鳥取大学非常勤講師。1977年千葉県生まれ。明治大学卒業、同大学院博士後期課程修了、明治大学政治経済学部助教、ベルリン自由大学客員研究員を経て現職。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 学園都市のペンギン さん

    この本はハプスブルク君主国がどのように世界と関わっていったのか、ということを海軍、科学、植民地主義の3つの視点で以って、それらが複雑に絡み合って連動していく様が叙述されていた。 現時点の僕個人としては、この本が提供する歴史も充分に興味を惹くものがあるが、それを超えて、このような新鮮な歴史を再構成する際に必要となる研究者の持つ視点に興味がある。学問をやる者として、このような視点を身につけることは重要であると日々感じている。しかしその視点が空想であってはならない。読みながらそのことが常に頭に居座っていた。

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大井知範

明治大学、鳥取大学非常勤講師。1977年千葉県生まれ。明治大学卒業、同大学院博士後期課程修了、明治大学政治経済学部助教、ベルリン自由大学客員研究員を経て現職。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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