読書会という幸福 岩波新書

向井和美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004319320
ISBN 10 : 4004319323
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p;18

内容詳細

ありふれた日常の中で、読書がどれほどの豊かな時間を与えてくれることか。全員が同じ作品を読んできて語り合う会に、三十年近く途切れることなく参加してきた著者が、その「魂の交流の場」への想いを味わい深い文章で綴る名エッセイ。読書会の作法やさまざまな形式の紹介、潜入ルポ、読書会記録や課題本リストも付す。

目次 : 1 読書会に参加してみよう/ 2 読書会に潜入してみる/ 3 司書として主催する/ 4 文学に生かされて1/ 5 文学に生かされて2/ 6 翻訳家の視点から/ 7 読書会の余韻に浸る―「読書会報告」から/ 付録・読書会報告 『失われた時を求めて』を読む

【著者紹介】
向井和美 : 翻訳家。東京都内の私立中高一貫校の図書館司書。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    非常に興味深い本でした。私も若い頃は読書会(主に経済書など硬い本)などに出ていたのですが最近は面倒になってそのような場所に出たことはありません。読書会で選ぶ本というのは結構難しいのでそこがポイントになると思われます。ベストセラーとか簡単な小説などは読書会で選ぶ本には普通入れないと思います。ここに書かれているん本は非常にぴったりとしたものが多いと思いました。プルーストやドストエフスキーなどはその点ではぴったりな感じがします。読書会の雰囲気などうまく書かれていると感じました。

  • あすなろ さん

    35年間読書会に参加してきたという著者。一番衝撃だったのは、読もう読もうと思っている古典名著が読めず50歳代に、という箇所。ビクッとしましたね。僕の事ですね。こうした面等捉え、読書会の効能を説く。またその他の中高校の図書館司書としての記述等、読書好きには興味深い本であった。読書会には惹かれるのですが、しかも著者の言われるとおり直の会参加が良いとも思うのですが、仕事時間の確保と近場で魅力的なものがないとなると。それが一つの言い訳の様に聞こえてしまう魅力的な内容であった。後、海外古典の魅力的なガイドの側面あり

  • ルピナスさん さん

    私の小さな読書会のメンバーは家族のみ。でも、いつか外部の読書会に参加してみたい。読メで255字に想いを纏めているが、心の中にはその何倍もの想いがバラバラと存在し、他の人と語り合いたいと思う事が多々ある。作者は翻訳家兼学校司書であり、現実世界から違う空間への逃避という読書による救いを身をもって理解している。読書会の課題本は自分の趣向に合ったものではない可能性も大きいし、自分の表現力の少なさに初めは愕然とし、その現実が参加の壁となる気がする。でも、本を通じた一期一会は素敵。憧れるだけでなく飛び込んでみたい。

  • まこみや さん

    前半は主として読書会の企画や参加の呼び掛けである。筆者は読書会を成功させるヒントをあれこれ提案している。いずれも示唆に富む助言だが、いやしくも読書会と冠する限り必須の大前提があるだろう。それは構成員がみんな「本好き」だということだ。本を読むことが好きで、ある程度の読書量を継続的に維持している人たちの自主的な集いであってこそ初めて読書会は成り立つと言える。後半はそうした幸福な読書会の報告書だ。文学を語ることを通じてまさしく著者の人生を語っている。読書会での反芻は料理(本)の味を一層引き立てるに違いない。

  • コットン さん

    中高生一貫校の今どきの学生の要望に合わせて即座に四、五冊を挙げる良き司書(笑!)でもある著者による、いろいろな方向から読書会の魅力と難しさを教えてくれる本。本の紹介も多くあり、ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』は読んでみたい気がした。又、末尾に自身が参加した読書会課題本リストが書かれているのもいい。読書会に参加されていたTさんの話が印象に残った。

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