ダダ・カンスケという詩人がいた 評伝陀田勘助

吉田美和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907986599
ISBN 10 : 4907986599
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
378p;19

内容詳細

ダダを名乗った唯一の詩人としてデビューしながら、29歳で謎の獄死を遂げたアナーキスト詩人の劇的な生涯。筆名と詩を捨ててマルクス主義に転向。そして早すぎる獄死にいたるまで、謎の多い生涯に肉薄する初の評伝

目次 : 島に居る岡本潤と俺の肖像/ 「同志山忠」とは誰か/ 陀田勘助の出発と雑誌『種蒔く人』/ 詩誌『鎖』創刊/ 関東大震災―亀戸事件と陀田勘助/ 震災後を生きる/ 岡本潤と陀田勘助―『マヴォ』における呼応/ ギロチン社事件と『黒旗』―アナキスト山本勘助の模索/ 復興局の土木人夫―『反政党運動』時代/ アナ・ボルのわかれ―詩人たちの訣別/ プロレタリア美術展覧会と『同志山忠の思い出』/ 検挙のあとさき/ 獄窓の春、その死

【著者紹介】
吉田美和子 : 1945年、岩手県生まれ。東北大学文学部国文科卒業。著書に、『宮沢賢治―天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』(小沢書店、1997、第十三回岩手日報文学賞賢治賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takao さん

    ふむ

  • がんちゃん さん

    戦前の社会運動の実態がよく分かった。ひと言でいえば弾圧との闘いだったんだな。それも死をかけての。大杉栄や小林多喜二が虐殺されたことは知っていても、ダダ・カンスケなど、その他にも多くの活動家が死んでいった事実を知り、改めて驚きもした。そういう歴史が日本にはあったんだな。本書では関東大震災直後の朝鮮人虐殺の事実も生々しく描かれており、そういう時代背景があってこそのダダイズムでありアナーキズムでありコミュニズムだったんですね。

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