Zimbo Trio Autoral

現役最古のジャズ・ボサ・ピアノ・トリオとして名高い 「ジンボ・トリオ」ライブ新作。
全盛期と変わらぬタイトでスピード感溢れる演奏に加え、
ベテランならではの洒脱な雰囲気を纏ったジャズ･ボサ芸術。

現役最古のジャズ・ボサ・ピアノ・トリオ、「ジンボ・トリオ」。エリス・レジーナやエリゼッチ・カルドーソらのバッキングも務めるなど、ジャズ・ボサ・ノヴァ／MPBの歴史にその名を強く刻む「伝説」の体現者が、2011年の近況を披露する1枚。オリジナル･メンバーのアミルトン・ゴドイ(p)、ルビーニョことルーベンス・バルソッチ(dr)に加え、2007年他界したルイス・シャヴェスに代わり、コントラバスはマリオ・アンドレオッチが担当。60年代のジャズ・ボサ黄金期に全く引けを取らぬ極上のプレイをたっぷり聞かせるライブ全11曲を収録している。

オープニングから、皇かなアミルトンのピアノのフレーズが指揮者のようにリードし、リズム・チェンジ。一糸乱れぬタイトなグルーブ＆キメをスピード感溢れる展開で引き込ませる。ミドル・テンポで優雅に描いたM2を挟み、印象的なピアノのリフから畳み掛けるように加速するM3などは、トリオとしてのエネルギー全開。アクセントとなるアミルトンのピアノ・ソロも、彼が全く衰えていないどころか今もなお最高水準にあることを示す素晴らしさだ。リリカル極まるM4、絶妙のベースラインが悶絶グルーヴを産み出すM6からジャム・セッション風のラストまで一気に駆け抜ける。

ベテランによる懐古的な作品とは一線を画す、今まさに最良の風情を醸す芸術品のようなジャズ・ボサ・ノヴァを堪能できるパフォーマンスは、もはや国宝級！こんな演奏が今聴けるなんて･･･と思わず感慨深くなる。 全ジャズ・ボサ・ファン必携盤。
（メーカー資料より）


【ZIMBO TRIO】
AMILTON GODOY (piano)
RUBENS BARSOTTI (drums)
MARIO ANDREOTTI (contrabass)