In The Christmas Groove

もはやシリーズ買い界となった"Inspiration Information"シリーズで注目度が高まるが次に送り込んだのは、クリスマス・コンピ !! しかも、ソウル好きはニンマリなジャケ（もちろんゴッド・ファザー・オブ・ソウル：James Brown究極のベスト盤『In The Groove』ジャケのパクり！）もさることながら、内容もまたとびっきり。60〜70年代、Motownをはじめとするレーベルや、James Brownなどソウルなアーティスト達がこぞってクリスマス関連の作品をリリースしましたが、本作は、7インチ・シングルのみ収録など黒指ディガー達をも唸らせる入手困難でレアなソウル、ファンク、ブルースのクリスマス音源をコンパイル。ファットなドラムスとグイグイ引っ張る ベースがファンクなM１で幕開け。ミスター・ブルースマン：Jimmy ReedがRRGからリリースしたハードにジャムするM２。Nikeからのリリース、Funky Delicacies によるコンピ『Funky Funky Chicago』等にも収録され脚光を浴びた、ド頭のドラム・ブレイク＋鈴、ブギーでアッパーなファンク・チューンM３。DaptoneのジュークボックスにもアップされたJared Boxxのクリスマス･ミックスにも収録、「ジングルベル」の一節をなぞったギター、一気にブロウしまくるホーンと♀ボーカルがアツい（中盤のブレイクも秀逸）M４。キング・オブ・ディギン：Muro氏の『Super Christmas Break』にも収録されたドラム・ブレイクにニンマリ、その上で奏でられる好対照な「ジングルベル」も印象的なM5。NYCの黒人・子供ヴォーカルグループによる素敵過ぎるクリスマス・ソング、内容はもちろんゲットー＆黒人サンタねたな至極のソウル・ バラードM６。テキサスのインディーHouston Internationalから1973年にリリースされた、グルーヴィンなソウル・クリスマスなM7。Eddie Boプロデュース、Seven BからリリースされたIsaac Clarkeによるクリスマスのド定番曲「サンタが街にやって来た」リメイクのM8。 バルバドスのTrexレーベルからリリースされた、オヤジ声と、可愛らしいキッズのハーモニー がまた良いカリビアン・クリスマスM9。UKの名門Jazz Manによるクリスマス企画Jazzman X'mas Funkとして再発されたドイツのポエット・オブ・リズムらがHotpie &Candyから リリースしたSoul Saints Orchestra、極太なベースとドラムスにの鬼ファットなロウファンク ビートに、J.B.も真っ青なアツいシャウトが炸裂する悶絶ブラック・クリスマスM10。1970年 リリース、UKのZebraによる力強いアフロ/ロック・クリスマスなM11。60年代から活躍する ベテラン：Jimmy Julesによる爽快＆グルーヴィン・ソウル秀逸作M13。シアトルのThe Black On White Affairがここ日本では卒業式でもお馴染み、もともとはキリスト教の賛美歌だった 「蛍の光」の一節をギターで奏でるイントロにニヤり、そしてファットなドラムスとうねる ギターのファンク・ロックな本編も間違いないM14と、聖なる夜もブギ・ウギ、サンタクロース は黒人だった？こんな黒いクリスマスを夢見ていたと言わんばかりにサンタもトナカイも腰を揺らすブギーなファンク、珠玉のソウル、噎び泣くブルーズ満載 !!